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鈴木奈津美(なつみっくす) 「I型(内向型)さんのための100のスキル」

・本書は、何のキャリアアップもないまま30代となり、社内異動や転職にチャレンジするも、何度も失敗していたが、本をきっかけに「あること」に気づいてから人生が好転し、現在は、会社員と一般社団法人の代表理事の復業、組織開発やリーダーシップなどの講座を展開する著者が、興味や関心が、自分自身の内面に向く性質を持つ「内向型」(I型)の方々が、自身の特性を活かすための100のスキルが紹介された1冊。

・著者が、内向型の本をよみあさっていて気づいたのは、「ありのままの自分を受け入れる」ことが、幸せの一歩になるということであるということ。
・内向型の人間には、元・アメリカ大統領のバラク・オバマ、フェイスブック創業者のマーク・ザッカーバーグ、物理学者のアルベルト・アインシュタインなどが有名である。
・彼らは自身の「内向型」と正面から向き合い、自分の強みを活かしてきたから成功できた。
※自分の内向性を受け入れるためには、
①内向型の「特性」を知る
②「思い込み」に気づく
③内向型の「プラス面」を知る
④「得意パターン」を知る
というステップが本書で紹介されているが、詳細は本書をお読みください。

I型さんのための100のスキル(一部)

005 ネガティブになり自己嫌悪するなら、「ネガティブ」の効果を知る
・著者が内向型の本を読んで気づいたのは、ネガティブな感情の効果を理解し、自分のネガティブな面を受け入れることの大切さである。
・そもそも人に備わっている不安や恐怖は、生命体として生き残るのに必要な感情。
・人はポジティブな情報よりネガティブな情報に注目しら優先的に信じたり、強く記憶に残したりする傾向がある。
・この現象は「ネガティビティ・バイアス」として知られている。これがあるから、私たちは自分で自分の身を守り、リスクを察知し、前進むことができる。
・このネガティブな感情が、私たちの行動において重要な役割を果たしているのだ。
・実際、著者の人生の転機も、「このままでいいのだろうか……」という漠然とした不安や、「このままでいたら悔しい……」というネガティブな感情によって、導かれたとのこと。
※「より幸せで豊かな人生を歩む鍵はどういったものか」についても述べられているが、詳細は本書をお読みください。

・本書は、「自分の『内向性』を受け入れる」「内向型が『ごきげん』でいる」「内向型が『人間関係』をつくる・深める」「内向型の『働き方・キャリア』」など合計6章で構成されており、
010 なかなか疲れがとれないなら、良質な「〇〇」をとる
022 自己紹介が苦手なら、「〇〇」と「〇〇〇〇〇」をセットにする
045 自己アピールが苦手ならら自分がやったことを「〇〇」する
094 意志が弱いと思うなら、「〇〇」をつくる
など、I型の人達が人生を好転するための100のスキルが収録されている。また、巻末には、「I型さんのためのブックガイド」という内向型の著者が厳選した50冊の本が紹介されている。

◇疲れたら、ひとりでエネルギーを充電する
◇話す前によく考える
◇観察するのが好き
◇雑談が苦手である
◇邪魔をされるのが嫌
などの質問にたくさん当てはまる方は「内向型」の傾向が強いと言える。自分自身や他者を理解するために、「内向型」について深めたい方はぜひご一読ください。

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