見出し画像

八乙女暁「お金に困らない人の投資の考え方 資産1億円を実現するための4つのステップ」

・本書は、30歳で資産10億円以上を得て、セミリタイヤを達成し、その経験とノウハウを活かし、講演やセミナーを開催する著者が、そのノウハウを初公開した1冊。

・お金持ちになるためには"マインド"が大事。投資・お金に関する正しいマインドを身につけていなければ、本当の意味での金銭的な自由を獲得することはできない。いくら小手先のテクニックを身につけて実践しても、なかなかの
結果がついてこないのが実情。その結果、「自分は投資には向いていない」「投資で成功できる人はひと握りだけだ」などの結論に至り、投資そのものをやめてしまうケースが大半である。投資に関する正しいマインドを身につけるためには、まず、お金に対する認識を変えていかなければならない。それが、お金から自由になるための第一歩ともなる。

・お金の本質とは、「単なる情報」である。紙幣や硬貨は、特定の額面価値がある(と多くの人が信じている)「情報」、銀行や証券会社などの残高は、システム上にある数字の「情報」を表しているに過ぎない。お金は元をたどればただの紙(木片)や金属といった原材料であり、その物に付随した「情報」であり、ヴァーチャルな世界に存在する「概念」でしかない。このようなお金に対する正しい理解が、マインドのベースになる。従来のお金に対するイメージを排除し、ゼロベースで考えてみることが大事。それが、「お金」というものを正確に理解することにつながるのだ。

・お金に縛られている人の多くは、「お金があるからそれを何らかの価値と交換できるのではなく、そもそも何らかの価値があり、その価値と価値とを交換する手段としてお金がある」という正しい価値認識がないままに、お金そのものを追い求めてしまっている。そして、お金を基準に物事を考えてしまうのである。そのような生き方をしている限り、いつまで経ってもお金から自由にはなれない。いくら貯金しても、お金という情報や概念は、どこまで積みあがっても限界はないので、満ち足りることはないだろう。本当のお金持ちほど、お金そのものには執着していない。それは、すでにお金をたくさん持っているからではなく、「お金をもっていないときから正しい認識を有していたためにお金持ちになれた」ということである。お金持ちのマインドは、あくまでも結果ではなく、そうなるための前提なのだと理解しておくこと。

・本書では先に紹介した「お金の正体」から始まり、「お金持ちと貧乏人は何が違うのか?」、「すべては「目標設定」で決まる」の第1部「マインド編」、「投資の基本」「投資案件をどう評価するか?」「投資拡大に欠かせない5つの知的ツール」の第2部「テクニック編」で構成されており、お金に自由になるためのマインドとテクニックが紹介された内容となっている。

#瞬読アウトプット  #1分書評 #フローラル出版 #投資 #お金

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?