山口拓朗「買わせる文章が「誰でも」「思い通り」に書ける101の法則」
・本書は、「伝わらない悲劇から抜けだそう!」をモットーに執筆活動と平行して、官公庁、企業、大学などで「伝わる文章の書き方」「モノを売る文章の書き方」「興味を引くキャッチコピーの作り方」等をテーマにした講演や研修を実施する著者が、「買わせる文章」に必要な考え方とテクニックを101の項目に分けて解説した1冊。
買わせる文章が「誰でも」「思い通り」に書ける101の法則(一部)
01 「買わせる文章」の真髄は「相手本位」にあり
・「買わせる文章」を書くうえで重要なことは、
①自分の商品(サービス)を熟知していること
②ターゲット(お客様)を熟知していること
の2点である。
・文章を書く際、「商品」と「ターゲット」についてどれだけ熟知しているか。それによって、得られる効果が大きく変わる。
・言い方を換えれば、多くの人が「買わせる文章」を書けずにいるのは、商品やターゲットについて熟知していないからである。
・相手の心理心情が見えていないと、どんなにすばらしい商品でも、必要としていない人にとっては「価値のないもの=いらないもの」なのだ。
・「買わせる文章」とは、「自分本位」ではなく、「相手本位」で書いた文章のことである。
・どんな商品であれ、ターゲットの心理心情を理解したうえで、商品に価値を感じてくれるような文章を書かなければならない。続きを読まずにいられなくなるような文章を書かなければならない。それが「相手本位」の文章である。
※「相手本位」の文章の詳細については本書をお読みください。
05 商品のベネフィットを考える
・「買わせる文章」を書くときには、ターゲットのベネフィットを明確に打ち出す必要がある。
・ベネフィットとは、あるお客様が、その商品(サービス)から得られる恩恵や利益のことである。
・このベネフィットには大きく分けて、
◇機能的ベネフィット(「使いやすい」「軽い」といったサービスを利用することで得られる機能面の恩恵)
◇情緒的ベネフィット(「安心感」「優越感」といったサービスを利用することで得られる感情面の恩恵)
の2種類がある。
・この2種類のベネフィットは単独で存在しているわけではなく、「スピードが速い(機能的)→爽快感がある(情緒的)」という具合に連動している。
・読む人の興味を引くためには、洗い出したベネフィットに優先順位をつけて、とくに強力なベネフィットで訴求するのが正攻法である。
・「商品を手にすることでどんな恩恵が得られるのか?」「その商品を使うことで、彼らの生活や人生は、その後、どう変化するのか?」といった質問に答えられないようなら!まだベネフィットが明確になっていないのかもしれない。
※具体的な事例が5つ(テフロン加工仕様のフライパン・ロボット式掃除機など)紹介されているが、詳細は本書をお読みください。
・本書では、「買わせる文章を書くために必要なこと」「新型ボールペンを文章で売る」 買わせる文章のテンプレート」「人を引きつける文章の作り方」「使えるキャッチコピーの作り方」「SNS・メールで人を動かす」という合計6章で構成されており、コンテンツは持っているが、「それをなかなか買わせることができない」という方のお悩みを解消してくれる「買わせる文章」101の法則が紹介された内容となっている。
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