見出し画像

中村天風「またうっかり、自分を後回しにするところだった」

・本書は、やんちゃな幼少期→20代の半ばから日露戦争のスパイとして満州に赴任→終戦後、肺結核を発病するも、カイロで出会ったヨガの師匠に出会い、インドにて指導を受け、病を克服→帰国後は実業会で活躍し、92歳で亡くなるまで、今までの人生を踏まえて人生の教訓を人々に伝えた著者が、たった今から人生が好転しはじめる52の教えについて紹介した1冊。

たった今から人生が好転しはじめる52の教え(一部)

[窓をあければ、明るい座敷を、窓をしめていてはもったいないじゃないか]
・どんなにささいなことにでもら感謝を先にして、喜びでこれを迎えたならば、お互いの住む世界というものは、それこそ黄金の花咲く絢爛たる喜びの花園になる。
・人間の思い方や考え方を変えるのに、偉くならなきゃ変えられないということはない。そう思うところに自分の無自覚があるのだ。
・幸福は物やあるいは相対的な現象の中にあるのではなくて、おまえの心の中にある。
・だから、教わったことを現実の実行に移さなきゃならない。そうして初めてのものになるのだ。
※項目の終わりに、この言葉を現代でどのように活かすかについて、「幸福」をテーマに語られたものが収録されているが、詳細は本書をお読みください。

[成功した人は特別な生まれつきだと思う。そこが大きな間違いなのだ]
・心の持ち方を積極的にすることが、人間の正しい心であるという証拠に、そうしあ心で生きると、健康も運命も、どんどんよりよい状態になってくる。
・反対に心を消極的にすればするほど、健康も悪くなり、運命も悪くなる。
・健康が悪くなるのも、運命が悪くなるのも、もとは自分にあるのだ。天に向かって唾したのが降りかかってきたのだ。
・多くの人は、自分より優れた人や、出世したり、成功したり、丈夫な人を見ると、「そういう人は特別な生まれつきだ」と思うが、そこが大きな間違いなのだ。
・著者(中村天風氏)は、当時では不治の病とされていた肺結核を患い、「自分はもう長く生きられないだろう」と覚悟を決め、なかばあきらめていた状態から奇跡の生還を果たした。
・もちろん、稀代の哲人として講演活動をする自分の姿など想像もしていなかったであろうが、だからこそ、「未来を決めつけるのはよくない」を悟ることができたのだと思う。
※成功した人、そうでない人の違いの詳細ならびに、今回の言葉をどのように活かすかについて、野球の大谷翔平選手の"二刀流"の話が挙げられているが、詳細は本書をお読みください。

・本書は、「あなたはあなたのままで素晴らしい」「前向きな心に変えるためのヒント」「自分の心を取り戻していくための習慣」「たった一度きりの人生を、自分のペースで生きていく」という章で構成されており、
◇誰でも良き人生の主人公となりえるようにできてるんだ
◇人生は、心ひとつの置きどころ
◇金持ちみんな幸福かいな
◇消極的な言葉を使う人間は、悪魔の仲間入りをしてるのと同じなんだ
◇病があろうとなかろうと、一生、生きてるあいだは生きてろ
など、「どうしたら自分を優先して生きているのか」「自分を大事にするとはどういうことか」といったヒントとなる中村天風氏の言葉と、その言葉を「現代でどのように活かすのか」について解説した項目が52個にまとめて収録した内容となっている。

「自分のことを後回しにしているかもしれない」と感じた方は、本書を読めば、これからの人生が好転するきっかけが掴めるかもしれません。

※本日(2/1)発売の本です!

#瞬読アウトプット #1分書評 #アスコム #中村天風 #自信 #生き方 #在り方

Amazonはこちら
https://amzn.to/3ukQdg4

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?