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樺沢紫苑「脳を最適化すれば能力は2倍になる 脳内物質で仕事の精度と速度を上げる方法」

・本書は、「情報発信によるメンタル疾患の予防」をビジョンとし、YouTube(50万人)、メールマガジン(12万人)など累計100万フォロワーに情報発信をしている精神科医で作家の著者が、理想的な脳内物質の状態を実現し、仕事の精度と速度を上げていく方法について紹介した1冊。

・脳が自然にドーパミン(中枢神経系に存在する神経伝達物質)を出すことを促せば、モチベーションが上がる。作業効率や学習効率、さらには記憶力までアップする。
・つまり、生活習慣や働き方を変えるだけで、あなたの能力が大幅に引き上げられ、仕事の効率も質も大きく改善されるのだ。
・こうした作用は、ドーパミンに限らない。脳科学に即した本書の脳内物質を最大限に活用する「脳内物質仕事術」を実行すれば、あなたは仕事を最大限に効率化しながら、ストレスは最小限に減らせる。しかも脳の機能にマッチしているだけに、頑張りすぎて身体を壊したり、うつ病になる危険性も激減するのだ。
※脳内物質ごとに、違った役割と活用法があるが、その詳細については、本書をお読みください。

・「幸せになる方法」の一つは、「ドーパミンを出す」ことである。
・目標が実現されたとき、ドーパミンは分泌される。あなたの仕事がうまくいったときに、7やった!」という達成感とともに分泌されるわけである。
・さらに言えば、目標や計画を立てた時点で、すでにドーパミンは分泌されている。目標に取り組むことにワクワクして、モチベーションが上がっていくのはそのため。
・やる気やモチベーションは、側坐核が興奮したときにアップする。そして、「ニューロン」は、「報酬をもたらす刺激」によって興奮する。
・「楽しい・嬉しい・仕事での達成・ほめられる・愛される」などの精神的な報酬によって、側坐核のニューロンは興奮するのだ。
・人間は充分な報酬をもらわないと、仕事をやる気にならない。それは脳も同じことがいえる。充分な報酬をもらわないと、ドーパミンは働かない。脳をやる気に出させるためには、意図的に報酬を与えればいいのだ。
※ドーパミンを分泌させる7つのステップについて紹介しているが、詳細は本書をお読みください。

・本書は、「あなたの働き方はあなたの脳が決めている」という序章から始まり、「ドーパミン仕事術」「ノルアドレナリン仕事術」「アドレナリン仕事術」「セロトニン仕事術」「メラトニン仕事術」「アセチルコリン仕事術」「エンドルフィン仕事術」という章で構成されており、
◇〇〇〇〇〇〇〇で「つらい」を「楽しい」に変換
◇「〇〇」でもお手軽にドーパミンを出せる
◇「〇〇〇〇」の使い方で、集中力は高められる
◇「やりたくない仕事」をうまくこなすテクニック
◇たった30分の「〇〇」でも、脳は元気を取り戻す
など、脳を最適化し、自分のポテンシャルをフルに発揮するための仕事術が紹介された内容となっている。

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