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内藤いづみ「死ぬときに後悔しない生き方」

・本書は、4000人の命に寄り添った見取りの医者である著者が、21の物語を通じて、生きる意味を伝えた1冊。
・今、考えるのは死に方ではなく生き方である。
・人は死が近いと知った時、「海外旅行に行きたい!」や「昔果たせなかった夢を叶えたい!」ではなく、特別ではないけど、何物にも変えられない願いを叶えるためののどかな時間の紡ぎ方を選ぶ。本書で紹介されているひとりの願いは、
①パートナーと一緒に自分の故郷に戻って暮らしたい
②大根を育てたい
ということであった。
・「好きなこと」が人生を彩る。とりあえずやってみて、好きなことが見つかったら、人生の役に立つかどうかは考えず、とにかく楽しむことが大事。
・何かに自分の生き方を支配されないために、自然と湧き上がる思いを大切にする。
・この他にも、迷いなく生き切るためにはどうすればいいか(=自分の選択を受け入れる)、困難の乗り越え方、自分自身をケアする方法、やり残しのない人生を過ごす方法、他者の旅立ちの迎え方など、「悔いなく人生を生きるにはどうすればいいか」を考えさせられることが本書に書かれている。

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