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塚本亮「要領よく成果を出す人は、「これ」しかやらない 8割さばいて「2割だけ」集中する仕事術」

・本書は、高校時代は偏差値30台で退学寸前の問題児→同志社大学卒業後、ケンブリッジ大学で心理学を学び、修士課程終了→京都にて人材育成会社を設立し、これまでのべ4,000人に対して、世界に通用する人材の育成・指導を行う著者が、「重要度の高い仕事には時間とエネルギーをしっかりとかけ、それほど重要度の高くない仕事は省エネで取り組む」をコンセプトに解説した仕事術ならびに時間術の本。
・あなたの周りは、「やるべきこと」ややったほうがいいこと」で溢れている。しかし、それが本当にやる必要があるかについても考える必要がある。
・仕事でもプライベートでも、「本当に大切なこと」に集中できていないのなら、「やらないこと」を決めるほうが先かしれない。
・要領のいい人たちは、時間やエネルギーといったリソースが限られていることを、よく理解している。そのため、すべてに全力を尽くすのではなく、成果につながる仕事や自分にとって最も意味のある活動に集中している。
・「彼・彼女ら」は、自分の目標や価値観に基づいて、「やること(力を入れること)」と「やらないこと(力を抜くこと)」を明確に区別しているのだ。
※著者はこの区別ができていなかったが、それができたエピソードが書かれている。詳細は本書をお読みください。
・責任感が強い一方で、なかなか仕事に妥協できない完璧主義の人は、多くのタスクを抱え込みがち。
・完璧主義の人は、細部にまでこだわり、きちんと仕事をやり抜く「職人気質(かたぎ)」な人が多いように著者は感じるとのこと。
・一方で、多くのタスクが次々と発生し、同時に複数のプロジェクトを進める必要があるのに、なかなか仕事を手放せないという一面もある。
・完璧主義者は、自分に高い目標を課し、他人の評価を過度に気にし、間違いを過剰に恐れる傾向がある。だから、妥協できずに仕事を抱え込み、パフォーマンスが下がるのだ。
・このような性質は、完璧ではない自分を低く評価することにつながり、常に強いストレスにさらされ、結果として精神的健康を害することにつながる。
・完璧主義の人は、こうした生きづらさを抱えているのだ。こういった人は、「理想的な100点よりも、実用的な80点」を目指すことを著者は勧めている。
※具体的にはどういった考えてあるのかについては、本書をお読みください。
・本書は、「人生で大切なのは、『力の抜きどころ』と『入れどころ』」「余計なストレスを抱えない『メンタル』」「成果につながる『頭の使いどころ』」「煩わされない『人間関係』の心得」「2割に集中し、8割さばく『仕事術』」「タイムパフォーマンス抜群の『仕事術』」という章で構成されており、
◇自分を変えず、「〇〇」を変えよう
◇要領のいい人ほど、たくさん〇〇する
◇他人に〇〇しないから、振り回されない
◇やる気が出ない日に使う「2つのメンタルハック」
◇〇〇上手は、「マルチタスク」がうまい?
といった心と時間に余裕のある人が、見えないところでやっていることについて紹介した内容が収録されている。
「要領のいい人」とはどんな人かの詳細について知りたい方は、ぜひご一読ください。
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