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市川浩子「相手に『やりたい!』『欲しい!』『挑戦したい!』と思わせる ムズムズ仕事術」
・本書は、1万人のお客さまに断られたダメ営業から、現在は年間3億1600万円超の売り上げに貢献するコンサルタントの著者が、相手をムズムズさせ、お互いがハッピーになる「ムズムズ仕事術」を様々なビジネスシーンで具体的な形で紹介した1冊。
・コンビニで支払いをしようとした時、ふと、レジ前に置いてある「ひと口羊羹」が目に入り、「これも、お願いします」とつい買ってしまったことはないだろうか?
・この「ひと口羊羹との出会い」が、いわゆる「ムズムズ」である。
(ひと口羊羹でなくても、いちご大福、チョコレート菓子などでも構わない笑)
・「ムズムズ」が起きると、人は少しでも早く行動し、叶えたくなる。そして、「ムズムズ」を叶えた後の満足度は、また格別である。
・言い換えると、何かを始めようとする時、相手が「ムズムズ」していれば、「叶えたい」「欲しい」という想いをより一層引き出すことができるため、お互いストレスフリーで理想の結果を手に入れることができるというわけである。
・相手を「ムズムズ」させることで、様々な効果を引き出すことがてきる。取引先の場合、相手がその商品が欲しくなり、商談がうまくいきやすくなったり、部下の場合は、仕事をやりたくなり、成長につながる。
・「ムズムズ」の仕組みを知り、「ムズムズ」のさせ方を身につけさせることで、仕事も人生も人間関係もよい方向に動いていくのだ。
※相手を「ムズムズ」させるためのちょっとした仕掛けや対応についても触れているが、詳細は本書をお読みください。
・本書では、相手をムズムズさせる基本法則が10紹介されている。そのひとつに、「話したいことから話さない」がある。
・人は「自分」に何よりも興味がある。そのため、自分の話ばかりする人は飽きられるし、自分中心的な人の話を素直に聞き入れることは難しい。また、自分が与えたいものを与えても、相手はムズムズしない。単なる独りよがりになってしまう。
・相手の心を動かすには、相手に興味を持つことが必要。あなたが話したいことを話すのではなく、相手が「あなたの話を聞きたい」と思うように、求めている情報を、相手に届く言葉を使って話すのだ。
・「相手が欲しているものを与える」には、相手がどんな言葉に反応するかを知らなければならない。つまり、まずはあなたが相手に興味を持ち、相手の話を聞くことで、相手にあなたの話を聞いてもらえるようになるのだ。
※ムズムズを引き出すための「伝わる」会話の流れについても述べられているが、詳細は本書をお読みください。
・本書は、「『ムズムズ』とは、相手をその気にさせること」「相手をムズムズさせる基本原則10」「会議・プレゼンでムズムズさせる」「部下指導でムズムズさせる」「SNS、サイトなど書き言葉でムズムズさせる」という章で構成されており、
◇相手の「〇〇〇」を引き出してムズムズさせる
◇〇〇〇〇で相手の興味を惹く
◇「正しい」ではなく「〇〇〇」で人は動く
◇〇〇で「ムズムズ」を演出する
といった「ムズムズ」の法則、人をムズムズさせる手順をわかりやすく解説した内容となっている。
仕事も人生も楽しくする「ムズムズ仕事術」を知り、実際に自分の生活に活用したい方はご一読ください。
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