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上阪徹「成功者3000人の言葉 各界トップランナーの仕事術・毎日の過ごし方」


・本書は、起業家、経営者、作家、芸能人、アスリート映画監督などあらゆるジャンルのトップランナー3000人にインタビューしたブックライターの著者が、成功するために、幸せになるために。うまくいった人たちからの教えとはどのようなものなのかについて共有した1冊。

そもそも世の中は理不尽で不平等である
・人は、何か苦しいことがあったとき、「どうして自分だけ、こんな目に遭わなければいけないのか。こんなに努力をしているのに、どうして結果が出ないのか……」と思う人もいるが、逆に、「そもそと人生は不公平で不平等で極めて厳しいもので、ラクな道など、もともとない、ありえない」と認識していたとしたら、みなさんはどうも思うか?
・著者は20代の頃ら幸運を待ち望み、努力が結果につながらないことに怒り、自分を責め続けていたが、30代に入り、「苦しさは当たり前なのだ」と思えるようになってから、生きる前提が変わり、人生は一変したとのこと。
・「努力が必ずしも報われるとは限らない」こと。思うようになれば、そのつもりで行動するようになる。自分に納得できるようになりら認識が言動を変え、結果も大きく変えるのだ。
・世の中に期待しない。その覚悟だけでも、人生は変わる。

充実させるべきは今日
・うまくいっている人たちに話を聞いていて強く感じたことのひとつに、この「毎日を大切にしている」ということがある。
・今日という一日を充実させるのは、心がけひとつでできる。しかも、充実した今日の積み重ねが、トータルとしての人生の充実につながるのかもしれない。

勝負は日常が決める
・特別なときには、日常とは違う自分を出せばいい、と考えている人がいる。しかし、実際はそんなことはできない。特別なときにも、結局出てきてしまうのは、いつもの自分だからだ。
・だから、特別なときではなくら日常をこそ大事にしている。そう語っていた成功者は少なくなかったと著者は語る。
・規則正しい生活を送る。礼儀正しい態度を心がける。相手を気づかい、相手の立場を常に想像する。寛容の精神を持ち、広い心で物事を眺める。時間を守る。いつも感謝の気持ちを持つ……。こうした基本をしっかりしようと意識している人が、実は驚くほど少ないのだ、と成功者は口を揃える。
・もし自分を変えたいなら、日常から変える必要がある。何気ない日常にこそ、すべてが宿るからだ。急に普段と違う自分を出そうとしても、知らずしらずのうちに、いつもの自分が出てきてしまうのだ。素の自分は隠せない。

・本書では、「世の中と、どう向き合うのか」「毎日を、どう過ごすか」「仕事を、どう捉えるか」「幸運を、どうつかむか」「不安なとき、苦しいときにどうするか」「人と、どう付き合うか」「人生を、どう見つめるか」「幸福を、どう定義するか」という章で構成されており、「「70点主義」でいく」「向き不向きなんて、ない」「実力1割、運9割」「家族との時間を犠牲にしない」「お金は後からついてくる」「あえてネガティブを選べ」など仕事やプライベートをひっくるめて人生で大切なこと、毎日をどのように過ごせば良いかについて指南した内容となっている。

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