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コハラモトシ(著)樺沢紫苑(監修) 「一人反省会をして、いつも落ち込んでしまう人へ」

・本書は、動物やマスコットキャラやデフォルメイラストを描くことを得意とし、色々な企業とコラボして幅広くキャラクター展開をしている漫画家でイラストレーターのコハラモトシ氏が著者で、「情報発信によるメンタル疾患の予防」をビジョンとし、累計100万フォロワーに情報発信をする精神科医の樺沢紫苑先生が監修したさまざまな悩みに対処する方法32について気弱な舎弟(シャテイヌ)と力強いエールで励ましていつも元気づける心強いアニキ(ツッパリス)の対話の漫画を通じて解説した1冊。

悩みに対処する方法32(一部)

細かいことを気にしすぎるから、完璧主義がつらい……。
・誰しも、自分にとって大切なことほど、完璧主義になりやすい。たとえば、好きな人に送るLINEは、誤字脱字がないかチェックしたり、何度も書き直して読みやすくしたりするなど"完璧"を求めてしまう。逆に、興味がない人に送るLINEはテキトーで、こだわりも何もない。
・要するに「大切なことは、完璧にしたい」「興味がないことや関係がないことは、テキトーでもいい」になる。そして、一度「完璧にしたい!」と思ったら視野が狭くなって、後で振り返ると、「なんで、あんなにこだわってたんだろ?」と反省するほど、それが絶対かのように思い込んだりする。
・そんな完璧主義への対策が3つある。そのうちのひとつが「"完璧を目指せない状況"にする」である。
・たとえば、自分にとって大切な試験や大会は本番一発勝負なので、完璧主義でもやり直しができず、嫌でも諦めるしかない状況になるが、LINEのメッセージは何度でもやり直しができるので、自分の中で諦めがつかず、完璧主義になる。
・つまり、制限がなく時間があるほど完璧を目指しやすい状況になるので、締切などの時間制限を設けたり、修正回数を決めて、"完璧を目指せない状況"にするのだ。言い換えると、自分の意志ではなく、"ルール"を決めて作業の区切りをつけるということだ。
※残り2つの完璧主義の対策についての詳細は、本書をお読みください。

ないものねだりしてしまう
・うまくいかない時、誰かに嫉妬したり、あれこれ望んだりしてしまい、自分にないものに目を向けて落ち込むことがある。
・そんな時は、「ないものではなく、あるものな目を向ける」と意識してみること。ここでいう「あるもの」とは、お金や家や車などの有形資産ではなく、今までに培ってきた知識や技術ら経験や実績、信用や繋がりなどの"無形資産"である。
・著者の場合の無形資産とは、生み出した作品やキャラクターであり、これはクリエイターにとって命のように大切なものである。そして、応援してくれるファンも、かけがえのない存在とのこと。
・こうした無形資産は、誰しも必ず持っているハズ。それらは、お金や家や車などの有形資産よりも価値があることだったりするし、人それぞれに価値の大きさも違う。
・人それぞれに、大切な"価値あるもの"がある。それに気づくかどうかで、幸福度も変わってくるのだ。
※著者は、ないものねだりをする方々に対する「あること」をすることを提案している。その「あること」とは、ないものねだりをするシャテイヌに対し、ツッパリスはどのような言葉をかけたのかについての詳細は本書をお読みください。

・本書は、「自分がわからない人へ」「人間関係に悩む人へ」「目標に向かってがんばる人へ」「人生に迷う人へ」という章で構成されており、
◇メンタルを強くしたい
◇人間関係のストレスをなくしたい
◇嫌いな人との接し方がわからない
◇人脈の作り方がわからない
◇選択で迷う
◇やりたいことがわからない
といった自分自身や人間関係、夢への実現などの悩みに対する対処法が32個収録されており、シャテイヌとツッパリスの対話、そのテーマに対する3つのアドバイスを通じて、悩みを解決する方法が紹介している。

誰もが関係する悩みの対処法が本書に収録されています。「自分の中でなにか引っかかるものがある」と感じている方は、手に取ってみてください。

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