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今泉響介「はじめてのメタバースビジネス活用図鑑」

・本書は、メタバースのビジネス活用ノウハウに特化した国内最大級の読者数を誇るメディア「メタバース総研」の運営やメタバースに関するコンサルティングおよび開発サービスの提供を行う著者が、「メタバース」(3次元の仮想空間)の概要ならびに活用事例100について紹介した1冊。
・メタバースの中で、利用者(ユーザー)は、他のユーザーたちと交流したり、遊んだり、学んだり、仕事をしたりと、ありとあらゆる活動をバーチャルで行うことができる。
・また、スマートフォンやパソコンだけでなく、専用デバイス(Apple Vision ProやMeta Quest)で、より臨場感をもって体験することもできるのだ。
・メタバースを使うことで、現実の世界では不可能だった活動ができたり、現実世界で行っていた活動をより手軽に行うことができたりするのだ。
(例として、遠く離れた友人や同僚と対面で会話したり、仮想空間の世界に没入し、ゲームや映画鑑賞をするなど・・・)
・メタバースをビジネス活用する際、「リアルとバーチャルが融合した体験により新たな価値が生まれる」という観点を常に持ってほしいと本書では語られている・
・関連技術が進化し、人々の生活や働き方、ニーズが変わる中で、以下にリアルとバーチャルを上手く融合させ、今までにない楽しさや便利さを持った体験をつくりあげていくかに頭を使うことがもっとも重要なのだ。
※「メタバース空間がどのようにして成り立っているのか」「VR (仮想現実))のすごさ」などについても述べられているが、詳細は本書をお読みください。
・メタバース活用事例100の中に「ポケモンGO」が取り上げられている。ポケモンGOは、アメリカのアプリ開発企業によって2016年7月にリリースされたARゲームアプリである。
・ARとは、Augmeted Reality(拡張現実)の略称で、スマートフォンやグラス型デバイスなどを通じて、リアルの世界にデジタルの情報を視覚的に重ね合わせ、情報を追加することで、ユーザーから見えるリアルの世界を拡張する技術である。
・ポケモンGOは、現実世界でポケモンの世界観を楽しむことができる。単にポケモンを見つけて捕まえるだけでなく、捕まえたポケモンを育てたり、ポケモンの卵を孵化させたり、他のトレーナーとポケモンを交換したりなどさまざまな楽しみ方が用意されている。
・ポケモンGOのようなARアプリ/サービスは、現実世界のコミュニケーションを重視したい人や完全なバーチャル空間に入り込むことに抵抗がある人も楽しむことができることから、より多くのユーザーを獲得できる可能性がある。だからこそ、総ダウンロード数が10億回を突破するほどの大成功を収めたのだ。
※その他の成功要因、ユーザーの体験価値や企業の投資価値について述べられているが、詳細は本書をお読みください。
・本書は、「導入編 メタバースの基本とビジネスチャンス」「図鑑編 メタバース活用事例100選」「活用編 メタバース活用のロードマップ」という3部構成となっており
◇メタバースとは
◇VR(仮想現実)、AR(拡張現実)、MR(複合現実)の概要とその魅力
◇「新規事業創出」「既存事業強化」「マーケティング強化」などメタバースを活用した事例100選
◇メタバース活用を成功させるための5つのポイント
といったメタバースの基本からビジネス展開をするためのヒントが豊富な事例を通じて解説した内容となっている。
「メタバースという単語を知っていて興味あるけど、よくわからない」という方は、メタバースを知る入口をなるきっかけとなる本ですので、ご興味ある方は、ご一読ください。
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