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ブリ猫。「うつを甘くみてました」

・本書は、夫の浮気がきっかけでうつ病を発症し、その後、『双極性障害Ⅱ型』と診断されたブリ猫。氏が、自身の病気を通じて知った
◇社会保障
◇SNSの力
◇家族の大切さ
を描いたコミックエッセイ。

・ブリ猫氏。は美容の世界でピカピカにした日々を過ごすも、旦那さんの浮気相手のブログを見たことで、あまりにも体調が悪くなり、心療内科に行ったところ、「パニック障害」と「うつ病」という病名がつき、長い通院生活が始まった。
・その後、
◇自傷行為を繰り返したことで、実家に身を寄せる
◇旦那さんの浮気の証拠を確実にするため探偵事務所へ
◇人生ハード過ぎてOD(オーバードーズ)してしまう
◇アドバイスもくれる主治医に出会い、双極性感情障害の診断を受ける
◇さまざまな症状(過呼吸・うつ・幻覚・希死念慮など)が現れたり、いろいろな行動(自傷行為・ベランダから飛び降りかける)を起こす
などが本書で描かれている。
※具体的な描写について知りたい方は、本書をお読みください。

・双極性障害とは、「落ち込む状態(抑うつ)と気分が高揚する状態(躁)の両方がある状態だ。
・そのアップダウンの波の状態でさらに2種類(Ⅰ型・Ⅱ型)に分類される。
・双極性Ⅰ型は感情の波が上がりすぎて行動をコントロールできなくなることもある。それに対してⅡ型は上がったとしてもフラットに近い状態になるくらいなので、一見普通に見える時もあるから見分けづらい。
※ブリ猫。氏がどのようにして自身の病気と向き合っていったのかについてマンガを通じて伝えているが、詳細は本書をお読みください。

・本書は、「発病のきっかけ・症状・通院」「進行する病状・新たな病名」「躁とうつが入れ替わる病」「家族の支援・協力・理解を得るには」「国の支援・社会保障」「双極性障害を受け入れる」という章で構成されており、
#自傷しないではいられない理由
#私が悪いのか私が悪いのか私が悪いのか
#〇〇〇〇〇〇を手に入れた
#結局治るってなんなのさ
といったブリ猫。氏の双極性障害のリアル闘病記が描かれている。

・本書は、「こうするとうつ病が治った!」といった成功体験本ではなく、あくまでも、イチ奮闘記、イチ事例でしかない。

本書が、同じ境遇や、その方の周囲の支えになるきっかけとなれば幸いです。

まず私(高橋)が著者にお伝えしたいのは、「うつを甘く見てましたを世に出してくださりありがとうございます」です。

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