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黒田茜(著)、珍田(イラスト) 「服はいっぱいあるのにあか抜けきれないと思ったら」

・本書は、アパレル企業(デザイナー・パタンナー)に10年勤務後、個人向けファッションスタイリストに転身するなど、ファッション業界に25年身をおき、これまでに6000人以上の女性をスタイリングしてきた著者が、モデル体型でなくても、一度身につけたら一生使える、流行に左右されないコーディネート術(自分の体型をキレイに見せる服の選び方)について紹介した1冊。

・著者の考える「おしゃれな人」とは、「服を着ることで、自分の体型をよりよく見せることができる人である。服をうまく着こなせば、コーディネート次第で、体型をそのまま見せずに、「いいスタイル」を想像させることができるのだ。
・日本人女性は平均7頭身くらいと言われており、7頭身以上ある人は、太っていても、身長が低めでも、普通に服を着れば、それなりに見えるが、著者のような6.5頭身(ずんぐり体型)だと、普通に着ているだけだとダサく見えてしまう。
・服の素晴らしいところは、「スタイルのいい服に体を入れることで、本来の自分の体型より、よく見える」ことである。この視点で、服を選ぶことが重要なのだ。
・服には、私たちの体をスタイルアップしてくれる力があるので、服を仕立てるときは、「自分の体のラインはこうだけど、本当はこうありたい」という形で、体を入れても着心地よく、服のラインが崩れない、ギリギリのシルエットにしなくてはならないのだ。

・日本人体型である6.5頭身の方々があか抜けるためのひとつに、「トップスはショート丈がロング丈で」がある。
・トップス選びで最も重要なのは「着丈」。
・ショート丈のトップスは、上半身をコンパクトに、脚を長く見せてくれる。ちょうどおへそくらいの位置からおへそ下2cmくらいが、パランスがいいショート丈である。
・逆にロング丈のトップスは、ウエストとお尻の位置をカムフラージュしてくれる。チュニック丈(お尻下とひざの間くらい)だとおばちゃんぽくなるので、「お尻下か、ふくらはぎが隠れるくらいのロング丈」を選ぶのがコツ。
※この他にも本書では、日本人体型の方々があか抜けておしゃれになるためのルールが5つイラストと共に紹介されているが、詳細は本書をご覧ください。

・本書では、「おしゃれに必要なのは「頭身」の把握」「日本人体型さんがあか抜ける5つのルール」「スタイルアップのはずが逆効果!NGコーデのビフォー&アフター」「日本人体型さんにおすすめ!おしゃれが叶う基本の20アイテム」「カジュアルからお呼ばれまで シチュエーション別おすすめコーデ集」「好きなファッションの見つけ方」という章で構成されており、「モデル体型でない方がおしゃれになるためにどうすればよいか」を、イラストと合わせてわかりやすく解説した内容となっている。

ずんぐり体型(6.5頭身)の著者自身が、モデル体型でなくてもファッションを楽しんでもらうためのノウハウが収録されていますので、「自分の体型をキレイに見せる服の選び方を知りたい!」という方はぜひご一読くださいませ。

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