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竹之内教博「竹之内の失敗」

・本書は、リラクゼーションサロン「りらくる」を創業→7年間で直営600店舗を全国に展開し、約270億円で売却→YouTuberとしての活動をきっかけに大炎上し、一度は表舞台から追放されかける→ 現在もオーナー・経営者として20以上のビジネスを展開しつつ、起業家の支援、講師活動を行う、という経歴を持つ著者が、自身の経験から学んできたこと、著者の師匠から教えてもらったことについて紹介した1冊。

・著者が最初に働き始めた美容院時代は、朝から晩まで1年中、働いていた。
・このときに師匠から学んだのが「店長よりも店長らしい行動」を取るということである。
・店長らしい行動を取るためには、普段からビシッと店長らしくしていなければならないし、技術も一番でなければならない。
・また、お客さんにも信頼され、髪や美容のことにも超詳しい必要がある。そのおかけで、寝る間も惜しんでカットの練習をし、髪や美容用品の勉強もめちゃくちゃでき、お客様やお店の他のスタッフにも常に余裕たっぷりという態度で接することができた。
・さらに、「店長になった人の行動というのは、店長になれる行動なわけ」である。
・美容師としてさいこうしていない人、もしくは自分が勝手に「こういう行動をすれば美容師としてイケてるのでは?という妄想をした行動ではなく、店長になれたというお墨付きの行動を真似することが、店長になるための、美容師として成功するための最短ルートだった、というわけなのだ。
・この考え方は、「りらくる」を展開するときにも大いに役立ったそう。
※師匠から学んだ「店長よりも店長らしい人になる」のエピソードの詳細については、本書をお読みください。

・著者は、「令和の虎」(さまざまな実業家がレギュラー出演し、起業志望者にビジネスプランを説明してもらう、というもの)に出演者として出演したことがきっかけで、著者の認知度は急速に高まる。
・その時、著者は「数字を取ることが大切」だと考え、ネガティブな質問ばかりをし、最後に大金をドンと出すような逆転劇を演じ、視聴者を驚かせ、楽しませた。
・その結果、「冷徹な虎」というあだ名がつけられ、そのとき話題になっていた人や事件を取り上げることで動画の視聴回数を稼ぎ、自分のYouTubeチャンネルの登録者数を増やそうとするが、人を傷つける内容を発言した結果、周囲が著者から離れるようになる。
※著者のトドメとなったガーシー氏(東谷義和氏)にいたずらについても語られているが、詳細は本書をお読みください。

・本書は、「仕事とは、お金とは、何か」「組織とは、数字とは、何か」「成功とは、幸せとは、何か」「名声とは、嘘とは、何か」「本当の幸せとは、何か」という章で構成されており、
◇人が買っているのはモノではなく「〇〇」
◇「〇〇だった」をやめれば成功を再現できる
◇リーダーとは〇〇を作る人
◇100億円あっても幸せになれない
◇注目と〇〇は比例する
◇怒りや恨みは自分に跳ね返ってくる
など、大成功からどん底に落ちた著者だからこそ語れる自身の経験から学んだこと、人生にとって本当に大切なものとは何かについて語られた内容となっている。

読んだ人の中には、「ハッ」とさせられることが記載されているかもしれません。心してお読みいただけたらと思います。
※本日(6/17)発売の本です!

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