山口揚平「自分だけの才能の見つけ方」
・本書は、天才性を見つけるツール「ジーニアス・ファインダー」の概要ならびに、天才性に忠実に生きる方法を紹介した1冊。
・天才=天才性を知ること(記憶の整理をする・天才性を見つける)+天才性に忠実に生きること(仕事を想像する・生活を構築する)の掛け合わせ。天才性とは、個人が生まれた時に授かっている、他者とはまったく異なる特性のこと。
・時代の大きなうねりを私たち一人ひとりが乗り越えるためには準備が必要。その準備とは私たち個人の天才性を軸とした新しい生き方である。
・この時代に必要なのは、「ストレングス」(強み)ではなく、「ジーニアス」(天才性)であり、職場を探すのではなく、仕事を創る姿勢が必要。ストレングスファインダーは「競う・相対的・客観的指標」をベースとし、「職業を選択し、社会や会社に順応する」という考えである。ジーニアスファインダーは、「創る・主体的・主観的指標」をベースとし、「仕事を創造する」という考えで成り立っている。
・ジーニアスファインダーの3つのステップは、
①とげぬき(記憶の中にある偏った自己評価や固定概念をそぎ落とす)
②天才性の抽出(自分のコア(本質)を探し、4つの方向(描く・観る・想う・感じる)から天才性を考える)
③再構築(生活と仕事を一体化させ、新しい社会や産業へ軸足を移す)
である。
※詳しくは本書、またはジーニアスファインダーのサイトをご覧ください。
・これからの時代、まずはライフスタイルを決めてから働き方を考えることが重要。つまり、ライフスタイルが先で、仕事(職業)が後。
・人間にとって特に重要な時期は5歳から15歳くらいまでの期間と言われており、その後の状況判断や行動に影響を与える。
・本当の自分の周りには、余計な情報(固定概念や偏った自己評価)がついている。本書に添付されている棚卸しシート」を使って過去の記憶を洗い出し、自分を閉じ込めていたものに向き合ってみること。本音・本気のフィードバックでしか、人は変わることができない。
・本書では、「これからの時代に必要な天才性の見つけ方」、「記憶の整理方法(とげの抜き方)」、「仕事と生活の再構築の方法」などを中心に、天才性を見つけることを通して、自分の新しい生き方を発見することができる内容となっている。
※私の天才性は、「ひとを導く」でした!
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