見出し画像

江藤健続「常識をくつがえせ!小さいは強い 町の電気屋VS巨大量販店1450日の攻防」

・本書は、大分県佐伯市にて、電気のトラブルになんでも対応する「家電のレスキュー隊」として活躍する著者が、小さな会社でも大手に負けないビジネスモデルの事例と経営理念について紹介した1冊。

・超大型家電量販店「ヤ◯ダ電機」が、著者が専務を務める有限会社「カデンのエトウ」の目の前に建設され、著者のお店の売り上げは、垂直落下式に落ち込んでいき、不安や怒りなどパニック状態になるなどの絶体絶命の大ピンチに陥ってしまうにもかかわらず、「カデンのエトウ」は生き残ることができた。生き残ることができた理由は、

①アイデンティティの確立
②ミッションインストール
という二段階のステップを踏襲してきたから。

・まずは、アイデンティティを正しく確立させること。もしそれがうまくいき、自分の中に息づかせることができたなら、それがあなたの人生にもたらすインパクトは計り知れない。そこから生み出されるミッションや理念は、人生の揺るがない基準となり、すべての価値判断。ゆだねる物差しとなるはず。

・アイデンティティの確立(自分がなにものかがわかったら、次にしなければならないのが、「ミッションインストール」である。ミッションというのは、「なにをすべきか」ということ。「だれが(アイデンティティ)」→「なにをすべきか(ミッション)」という流れになるから、当然、アイデンティティが確立していなければ、正しいミッションを生み出すことはできない。

・アイデンティティを確立し、ミッションを定め、自らの中に落とし込む。これを会社という領域に当てはめたものが、いわゆる「経営理念」である。「経営理念」が創出されてはじめて、会社は真の会社となり、世界に羽ばたくことができる。

・著者が「カデンのエトウ」とはなにものなんだろうと考えたときにひらめいたのが、「家電のレスキュー隊」である。
(なぜ、家電のレスキューなのかの詳細(経営理念など)は本書をお読みください)

・本書では、「地域の家電量販店である「カデンのエトウ」が超大型家電量販店の「ヤ◯ダ電機」が地元に進出したのに関わらず、なぜ生き残れたのか」「会社が真の会社になるまでのプロセス」「提供すべき価値について(モノではない)」「経営理念での飯の食い方」など、著者が経営する崖っぷち電気屋のサバイバル奮闘記から学ぶ、「小さな会社が大手に負けない方法」が紹介されている。

#瞬読アウトプット  #1分書評 #フローラル出版 #経営

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?