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【PR】坂田幸樹「機能拡張 テクノロジーで人と組織の可能性を追求する」

・本書は、シンガポールを拠点とし、現在3拠点、8国籍のチームで日本企業や現地企業、政府機関向けのプロジェクトに従事するITストラジストの著者が、「機能拡張」をテーマに、どのような能力を人間が身につける必要があるのかを解説したのちに、それらの能力を身につけるための方法についての方法を具体的に示した1冊。
・機能拡張とは、「すでにある技術やサービスを利用することで、人や組織が持つ機能を拡張すること」である。
・私たちはこれまで多くの拡張機能を経験し、発展を遂げてきた。たとえば、たとえば、自動車ができたことで、それまでよりも速く移動できるようになった。
・また、インターネットができたことで、情報共有の速度が圧倒的に速まった。
・拡張機能は人間のみならず、組織のあらゆる変革もサポートしてきた。たとえば、GoogleはYouTubeやAndroidなど多数のサービスを買収したことで巨大化している。
・また欧米企業の多くでは、古くより経営コンサルタントなどが社内に常駐し、組織の機能拡張をサポートしている。
※これまで以上に拡張機能が重要になってきた理由については、本書をお読みください。

・2022年末からChatGPTに代表される生成AIが注目を浴び、さまざまな議論を巻き起こしている。
・そうした中で特に多い議論が、「人間 対 生成AI」というものである。生成AIによって失われる仕事には翻訳家やライターなどが挙げられるという類の記事もよく目にするようになったが、仕事自体がなくなることはほとんどない、というのが結論である。
・その一方で、仕事の価値が相対的に低下することはある。
・1995年に、ある媒体が提示した、今後10年で失われる仕事として、
◇秘書
◇コールセンター
◇中間管理職
◇専門医
◇新聞配達
などが挙げられているが、これらのうち、30年近く経った現時点で実際に失われたものは1つもない。
・一部の業務が自動化されたり、給与が下がったりしていても、これらの仕事はすべてちゃんと残っている。
・また、2014年には米国の著名な未来学者が「弁護士や会計士などの士業は人工知能によって2030年までに消える可能性がある」と言っていたが、実際は、ある統計によると日本では8100人近くが増加し、申告所得1億円以上の弁護士が10年間で288人から435人に増加している。
・これらの事実から、
①仕事自体がなくなることはほとんどない
②「会計士」や「弁護士」といったように仕事とひとくくりにいっても、多くの要素に分解される
ということがいえる。
※「生成AIなどの新しい技術に対する考え方として大切なことは何か」「生成AIは人間にとってどのような役割を果たすのか」などについても触れられているが、詳細は本書をお読みください。

・本書は、「なぜいま、機能拡張なのか?」という序章から始まり、「なぜ、生成AIを使っても結果につながらないのか?」「現代式詰め込み教育によって一般教養を身につける」「経験に基づいた一般常識を身につける」「思考をサポートするための言語化能力を身につける」「思考実験を習慣化する」「機能拡張を実装する」という章で構成されており、
◇どんな仕事も5つのプロセスに分けられる
◇ただの専門バカは必要なくなる
◇若いうちに◯◯◯な経験を積むしかない
◇言語化能力とは「◯◯と◯◯」である
◇思考実験の練習問題30問
など、「機能拡張」を通じて、これからの時代を生き抜くための方法を具体的に提示した内容が収録されている。

本書が、機能拡張によって、皆さん自身の個性を再表現するきっかけとなれば幸いである、と著者は語っている。「自分らしさ」を拡張されたい方はぜひご一読をお勧めします。

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