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秋竹朋子「「できる人」だけが知っている「声の出し方」「話し方」トレーニング」

・本書は、日本初「ビジネスマンのためのボイストレーニングスクール」の代表として、「声」や「話し方」に問題を抱えるビジネスパーソン4万人(上場企業の経営者、芸能人、著名人など)の指導ならびに300社の企業研修を実施した著者が、年収を上げるための「声」と「話し方」のトレーニングについて解説した1冊。

・一般的にビジネスシーンでは、「低音ボイス」がいい声とされていて、低い声の持ち主は、そうでない人と比べて18万7000ドル(約2300万円)も年収が高いことがわかった。
・さらに、経営する会社の規模、トップの座にとどまっていた期間も、低音ボイスのCEOに軍配が上がったとのこと。つまり、声のよさと年収の高さは比例しているのだ。

・ビジネスパーソンに多い声の悩みとして、
□声が通らない
□聞き返される
□滑舌が悪い
□よく噛む
□説得力がない
の5つが定番といえる。
・悪い声の出し方は、間違ってしまった癖のようなものなのかもしれないが、この癖は直すことができる。何かの意識が邪魔をして正しく発声できなくなってしまったのなら、今度は正しい声の出し方をマスターし、意識して、繰り返し繰り返し体に染み込ませていけばいいのだ。
・歯並びや耳鼻咽喉の問題、あるいは病気などに起因しているものでない限り、声の悪癖は100%直すことができる。

・いい声にするポイントは、
①呼吸
②滑舌
③発声
の3つであり、本書では、この3つのパートそれぞれに、1分間を目安にしたトレーニングメニューを10項目ずつ用意している。

1日1分間でできる声トレ(一部)
その1 手のひらに「はぁ〜っ」と息を吹きかける
・腹式呼吸をマスターするいちばん簡単なやり方として、
①片方の手のひらを口の前10cmに、もう一方をお腹に当てる。
②寒さでかじかんだ手を温めるイメージで、力強く「はぁーっ」と息を吐く
がある。このとき、「吐くこと」に意識を置くのがポイントであり、しっかり息を吐き切れば、その反動で息は勝手に入ってくる。
・1分間で15回ぐらいを目安にすること。

その2 「脱力ため息」で「ロングトーン」をマスター
・「ロングトーン」は体から力を抜いて、ゆっくり肺のなかの空気を吐き切ればいい(ため息)ので、難しく考える必要はない。
やり方は、
①おへその上と下、両手の手のひらをお腹に当てる。
②やや前傾し、脱力しながらゆっくり息を吐き切る。
という2つのプロセスだけである。
・肺のなかの空気の量によって吐き切る時間は人それぞれだが、6秒かけて吐き、2秒で吸う。8秒サイクル、1分間で15回をとりあえずの目安にすること。
※その他のトレーニングの詳細については、本書をご覧ください。

・本書では、「なぜ、「声」と「話し方」を変えるだけで年収が上がるのか?」「「1日1分」ら3つの「声トレ」であなたの声が生まれ変わる!」「「1日1分」で声が生まれ変わる!「呼吸・滑舌・発声」トレーニング」「一流経営者が実践!13の「声テク」」という章で構成されており、図解や動画(QRコード)で声トレのやり方がわかりやすく解説されており、「公認会計士や女性エンジニア、フリーライターなど各業界の方々が「声トレ」で年収が上がった事例が取り上げられている。

私も実際にやってみましたが、すぐに効果を実感できますので、自分の「声」と「話し方」を変えたい方はぜひご一読ください。

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