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青木忠史「百年企業のつくり方」

・本書は、これまで累計700社以上、7,000人を超える工事店経営者への経営指導を20年間にわたり実施し、年間400本以上のコンサルティングの他、10〜150人規模セミナーも140回以上開催する著者が、永く続く「百年企業」のマーケティング戦略を知り、自社の経営に対するヒントを見つけるきっかけとなる1冊。

・「百年企業」は、「一〇〇年」しか続かない企業ではなく、「できる限り永く続く企業」という意味である。
・永く続けられるはずの業種の一つは、著者が得意とする工務店や工事店になる。その理由は、施工後一〇年、二〇年といった長期にわたる保証がついたり、補修などのサービスのニーズがあり、永くお付き合いを望むお客様が多いからだ。
・工事店のサービスは、住宅や建物という寿命の長い"もの"、いわば一生ものの商品が対象になるので、お客様が使い続けていただける限りお付き合いする必要が生じてくる。
・そのようなことから、工事店こそ長期的な「百年型経営」を行う必要があるのだ。
※しかし、著者がコンサルタントとして接する工事店経営者のほとんどが「あること」を目先の目標として仕事をしているため、多くの会社が継続できずにいる。「それがなぜか?」については、本書をお読みください。

・著者からこれまでお会いした百年企業の経営者や、百年企業を詳しく研究した結果、私が気づいた一〇〇年続けるための一〇の「経営のあり方」について解説している。
・経営者のあり方一〇箇条はこちら
1 自己の「〇〇」を理解しよう
2 「仕事オタク」であれ
3 「製品開発・サービス開発」ができること
4「やること」「欲しいもの」「やりたいこと」の3つのリストを実施する
5「〇〇」の思いで事業を行っている
6「常に「〇〇〇」であり続ける
7 〇〇を敬愛している
8 〇〇を貯める力がある
9 「人生計画」を立てている
10 〇〇をつくらないこと
・2の「『仕事オタク』であれ」では、百年企業の経営者に「オタク的志向性」が必要な要素であることを語っている。
・一つのことをひたすら追求するような人は真面目で、採算を度外視する欲がない人が多く、追求している事以外には目もくれない。
・こうした性質をもつ経営者の会社は仕事熱心なので、提供するサービスもよくなる。また、経営者の姿勢に共鳴した社員が入ってくるため、社内のマネジメントも難しくない。
・そうすると会社環境がよくなり、さらに強い商品やサービスが生まれるため、結果的に永く続く企業になっていくのだ。
※百年企業の経営者が「仕事オタク」であることの重要性ならびに、「経営者のあり方10箇条」の詳細は本書をお読みください。

・本書は、「身近に存在している『百年企業』」「小さな百年企業をつくる経営者のあり方」「小さな百年企業のサービス戦略」「小さな百年企業型ほマーケティング戦略」「小さな百年企業型の人材採用戦略」「百年企業の経営計画」という章で構成されており、
◇様々な百年企業(桃屋・イカリソース・珍來など)のケース
◇自社のサービスを守る五つの防衛戦略
◇創業当初に決めておきたいこと
◇どのようにして後継者候補を決め、指導するか
など、百年続く企業の秘訣について大公開した内容となっている。
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