後藤勇人「成功する複業ー複数の仕事でお金を生み出す方法ー」
・本書は、現在10個のビジネスを所有する女性起業ブランディングの専門家で、復業構築コンサルタントの著者が、他人の力を上手く活用しながら、お金のなる木を育て、「お金」という果実を継続的に手に入れる方法について解説した1冊。
・日本では昔から、「一つのビジネス」を極めることが美学と言われてきた。しかし、昨今の時代の変化で、一つのビジネスだけでは、大きく変動する世の中に対応できない時代に突入した。
・現代は「昔の常識がまったく通じない世の中」になっている。想定外しか起こらない今の世の中では、いつ自分の業界のルールが崩れ、崖下に突き落とされるかわからない時代なのだ。
・だから、これからの時代は、想定外が起きても生き残れるビジネスモデルが必要なのだ。それが、著者が提唱する複数収入源をもたらすビジネス業態である。
・新型コロナウイルスが大流行した時、著者の会社はあまり影響を受けなかった。複数の収入源を確保していたので、一つの売上げが減少しても、他のビジネスの売上げが助けてくれたのと、利益率の高いビジネスを所有していたので、トータルとしてそれほど影響を受けなかったのだ。
・さらに言えば、複数のビジネスを所有していたので、それぞれのビジネスでの補助金も得ることができたのだ。著者の会社以外でも、新型コロナウイルスの影響を受けなかった会社は、「複数の収入源を確保」していたからなのだ。
※会社経営には、いくつかのやり方があるが、著者はある方法を推奨している。その方法については、本書をお読みください。
・世の中の多くの人は、せっかくいい方法論が手に入っても、なかなかそれを実践することができない。
・それは、「失敗したときのことを恐れる心」と「失敗したら恥ずかしいと思うプライド」が邪魔するからだ。
・しかし、よく考えてみると、他人は自分にしか興味がない生き物であり、あなたが思うほど、あなたのことに興味はないのだ。
・もし、あなたがしくじったとしても、他人はそれほど興味を持たないし、もし持ったとしても、ほんの一瞬なのだ。
・その一瞬を怖がって大事なあなたの人生を棒に振るほうがら余程損失が大きいだろう。だから、本当に恐れるべきは、行動しないことなのだ。
※行動を起こすのが怖い人のために、著者は「ある本」や、オススメの方法を伝えている。その詳細は、本書をお読みください。
・本書は、「今、なぜ『複数ビジネス』が必要なのか」「『一つのビジネス』に頼るのは最大のリスク！」「逆境でも生き残る『複数ビジネス思考』」「複数の『お金のなる木』をつくる思考法」「成功ノウハウを手に入れる成功者との接し方」「複数ビジネスづくりの7つのステップ」「参考にしたい複数ビジネス成功例」「複数ビジネスを始めるときの大事な心得」という章で構成されており、成功する複業ノウハウおよび、「建築業+民泊」「エステサロン+結婚相談所」といった複数ビジネスの事例が紹介された内容となっている。
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