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カベルナリア吉田「全国ビジネスホテル朝食図鑑 ビジホの朝メシを語れるほど食べてみた」

・本書は、ビジネスホテル朝食評論家である著者が、北海道から沖縄まで全国のビジネスホテルの朝食2年分の記録をまとめた1冊。

①ゆうばりホテルシューパロ[北海道夕張市]
採食日/2016年10月25日
形態/バイキング
メニュー
・ソフトカツゲン
・オレンジジュース
・味噌汁(油揚げ、とろろ昆布)
・冷奴、長芋、梅干し
・サラダ(レタス、プチトマト、海藻、ニンジン、大根)
・野菜たっぷり朝カレー
・刺身(サーモン、イカ、タコ、イクラ、トビッコ、白身)
・生卵、イカ塩辛
・温野菜
・フライドポテト
・ミニコロッケ
・スクランブルエッグ
・厚切りベーコン
・出し巻き卵、うずら豆
・タラコ、おひたし
・きんぴらごぼう
・ひじき煮、昆布巻き
・サバ塩焼き
・漬物(タクアン、キュウリ、山ゴホウ)
・昆布佃煮、ゆかり
・のりたま、納豆
・味付け海苔
・ご飯
財政破綻してしまった夕張市のホテルだったので、何も期待しないで出かけたら、豪華なバイキングに著者はビックリしたとのこと。
・3×3=9仕分けの大皿でも盛りきれず、小鉢フル稼働でようやく全品をゲットされたそう。テーブルに並べると、まるで満漢全席で「破綻した街」の虚しさは吹っ飛んでしまったとのこと。

②サンライズ観光ホテル[沖縄県沖縄市]
採食日/2016年11月1日
形態/モーニング
メニュー
・クロワッサン
・ベーコンエッグ
・コールスロー
・ホットコーヒー

・著者は仕事で沖縄によく行く。そして基地の街・ゴザ(沖縄市)にもよく泊まる。常に泊まる宿は「デイゴホテル」だが、満席の場合、「サンライズ」というホテルに泊まる。
・サンライズは古いホテルだが、部屋は広く、1階のレストランのステーキも美味しいとのこと。しかし、550円のモーニングは、洋朝食1種類のみで、何度泊まっても毎回ほぼ同じもの(パンに目玉焼き(卵1個)、ハムかベーコン[2枚)、レタスかコールスロー、パン用のバターとジャム、コーヒー、セルフで注ぐ茶だけ)なので、「もう一息!」と著者は語る。
※「デイゴホテル」のメニューも出てくるが、詳細は本書をご覧ください。

③岡山ビューホテル
採食日/2017年11月15日
形態/バイキング+魚料理
メニュー
・サラダwithきなこドレッシング
・かに玉、生卵
・備前味噌の味噌汁
・漬物
・ご飯&ふりかけ
・野菜ジュース、中国茶
・野菜ジュース、中国茶
・焼き魚(タイ)
・切干大根、大豆の煮物

・著者は岡山ビューホテルこサラダコーナーに置かれた「きなこドレッシング」に目がテンになる。きなこドレッシングの味については、微妙なリアクションであった。

・本書では、北海道(網走市・旭川市・札幌市・函館市)、東京都(台東区・北区王子)、山口県(岩国市)、福岡県(福岡市)、沖縄県(那覇市・名護市)など、全国各地のご当地ビジネスホテルの朝食が紹介されており、メニューだけでなく、その場所で食べた際に起こったエピソードが収録されている。また、ビジネスホテルで起こった出来事(清く正しい場所取り・1種類だけ大量に盛る人・恐怖の味噌汁)などのコラムも書かれている。

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