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「ジョニー・アップルシード りんごの木を植えた男」リープ・リンドバーグ(詩)キャシー・ジェイコブセン(絵)稲本正(訳)

・本書は、19世紀初頭のアメリカで、りんごの種を蒔き、りんごの苗を植え続けた実在の人物「ジョニー・アップルシード」の物語が描かれた絵本。

・開拓時代の、アメリカは、自然のままの荒野がいっぱいで、人々の住みかは、あれ地に丸太小屋だった。
・そんな開拓地に、りんごの木を植えた男がいます。その人は「ジョン・チャップマン」人呼んで「ジョニー・アップルシード」である。
・ジョニーは、鉄砲もナイフも持たず、危険なこうやを一人ぼっちで歩き続けた。その間、りんごの種の袋を持ち、アメリカの荒野のあちこちにりんごの種を蒔き、そこから成長したりんごの木は、大きくなり、甘くてみずみずしいりんごの実をつけた。
・りんごの木は、ミズーリ州からオハイオ州まで植え付けられ、西部の草原では、香り高いりんご酒が、アイオワ州ではアップルソースが、メーン州ではアップルパイがつくられるなど、アメリカ中に広がり、アメリカを力強い国に成長させたのだ。
※物語の結末はどのように迎えたのかについては、本書をお読みください。

・本書に登場する「ジョニー・アップルシード」は実在の人物である。1797年、彼が23歳のころ、ペンシルシニア州からオハイオ州、インディアナ州北部へと、有名な「りんごの木を植える旅」に出発し、アメリカの辺境の地に住む人々にりんごの木を分けるため、その土地に養樹園を作っていた。
・りんごは開拓時代のアメリカの荒野での生活にとって、たいせつなものだった。というのも、りんごは育ちやすく収穫しやすく、加工や料理の仕方によって年間を通して口にすることのできる、またとない貴重な作物だったからだ。
・ところが開拓者の家族は西部へと旅をしていくのに、多くの場合家財道具を運ぶのが精一杯で、りんごの苗木まで運ぶ余裕がなかった。
・そこでジョニー・アップルシードがその解決策として、りんごの種や苗木を多くの人に提供したのだった。

19世紀初頭のアメリカで実際にあったジョニー・アップルシードの物語は、現代を生きる私たちの進んでいく方向を見つけ出す手掛かりになるかもしれません。彼が人々やアメリカにどのような影響を与えたのか、どういった人物であったのか、作者のリーブ・リンドバーグ(詩)、キャシー・ジエイコブセン(絵)、稲本正氏(訳)のジョニー・アップルシードに対する想いについても収録されているが、詳細は本書をお読みください。

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