見出し画像

山本哲郎「ビジネスパーソンに必要な3つの力」

・本書は、研修会社に転職し、大企業幹部候補生や社員など年間2,000人以上に「問題解決力」やビジネススキル等を教える中で、伴奏型の期間育成プログラムを開発し、自身の会社を創業した著者が、ビジネスパーソンが必要な3つのスキルについて解説し、自分の意思で自分の人生を生きるための方法論について紹介した1冊。

・ビジネスパーソンに必要な力とは、
①自己基盤力
②課題解決力
③論理的コミュニケーション力
の3つであり、
①自己基盤力では、自分の過去をじっくり振り返り、「自分は何のために生きているのか?そして働いているのか?」を徹底的に考え抜く。
②課題解決力では、①(自己基盤力)を基に、自分が達成したい目的を考え、その目的を達成するための対策を論理的に考え抜く。
③論理的コミュニケーション力では、課題解決するために周囲に説明責任を果たして巻き込んでいくコミュニケーション力を身につける
というものである。
・この3つの力さえ身につければ、社員は勝手に成長し、そして組織も成長していく。逆にこの3つを疎かにして、いくら小手先のテクニックを学んでも、「できる人」と「できない人」の差はどんどん広がるばかりで、組織の成長は限界を迎える。
・この3つの力のうち、もっとも土台となるのが「自己基盤力」である。
・子どもの頃の著者は、いわゆる"優等生"で、学生時代も、社会人になってからも「自分が何をしたい」ではなく、「他人からよく思われたい」という承認欲求が原動力だった。
・その後、経営コンサルタントとして独立した著者は、否応なしに「そもそも」なぜ独立したのか?なぜ働いているのか?なぜ生きているのか?を問われる日々が続き、独立した年の売上がわずか2万円のとき、初めて自分の人生を振り返り、「そもそも」何をしたいのか?とありたい姿を問うようになった。
・超一流のビジネスパーソンは、例外なく自分自身の「ありたい姿」を、自信を持って語れる人であり、その姿を達成するために、主体的に「どのように」するのか?を明らかにし、具体的に「何を」するのか?を問い、行動していく人々である。
・自己基盤力は、課題解決力と論理的コミュニケーション力の基盤となる力だから、ここを疎かにすると、その後の学習は砂上の楼閣となり、頭でっかちの理屈だけの評論家になってしまう恐れがある。
・逆に自己基盤力を強化した上で、課題解決力と論理的コミュニケーション力を強化すると、主体的に課題解決を推進できるビジネスパーソンに変貌する。
※自己基盤力、課題解決力、論理的コミュニケーション力の概要、これらを強化するためにどうすればよいかについては、本書をお読みください。

・本書は、「自己基盤力」「課題解決力」「論理的コミュニケーション力」の三部構成となっており、
◇他己承認から〇〇承認へ
◇自己基盤力とは自己〇〇〇のこと
◇「課題」とは「〇〇〇〇〇」と現状とのギャップ
◇論理的コミュニケーション力の5つのポイント
など、ビジネススキルを学ぶ前に身につけておくべき3つの力(自己基盤力・課題解決力・論理的コミュニケーション力)をどのようにして習得するのかについて図解等でわかりやすく解説した内容が収録されている。

#瞬読アウトプット #1分書評 #BOWBOOKS #ビジネスパーソン #会社 #組織 #解決
Amazonはこちら
https://amzn.to/3X865P3

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?