でも好きなんだからしょうがなくね?〜「僕の心のヤバイやつ」〜
あまりにもわかりみが深すぎるツイートだったのでつい。私も今後、四つん這いになって耐えようと思います。おう、ヨツンヴァインになれよ。
こんにちは。いちかわです。
今日はなぜ私が僕ヤバにハマったのか少し考えてみたいと思います。そもそもラブコメなんてこれまで一切読んだことは無かったんですよ。自分の気持ちを整理する意味でも一度振り返ってみたいと思います。
【誰視点で読んでいるのか】
前出の通り、そもそもラブコメを読んだ事も無かったので雑な推測で書いてます。的外れな感想でもご容赦ください。
ラブコメですから男女の恋愛がテーマ(決して同性愛性を否定する訳ではありません。念のため)が多いのだろうと思います。
であれば、やはり同性に感情移入するのがラブコメの普通の楽しみ方なのかな、とも思います。
では自分は誰に感情移入して読んでいるのか、と考えたのですが強いて言えばですが市川側かなあとは思います。しかし同程度に山田にも感情移入している気もします。うーん。
いや、もはやこれ親目線なのでは?
これは私が一児の親だからということも関係があるでしょう。
結論:とにかく2人とも可愛い(語彙力
【市川について】
市川は自分をキモくて陰キャラだと思っています。背が低いこともコンプレックです。恋愛なんて自分には縁遠いと思っています。なぜなら「自分はキモくてチビだから女子には相手にされない」から。そう思っています。中学生にありがちな自意識過剰。山田への恋心も「心の病」だと思い込もうとしています。
中学生ですから、当然に性にも興味深々です。恋愛感情と性への興味の間で、葛藤もします。ドロドロしがちなその辺りをコメディタッチで描くことにより、からりとした表現になっていると思います。
karte.16「僕は心の病」より
でも市川はとても周りのことをよく見ていて、そして周りの人の事を思いやる事が出来る優しい心根を持っています。恐らく本人は気付いていないけれど。
それがもう愛おしくてしょうがありません。
【山田について】
天真爛漫、容姿端麗。遠目から見ている分には周りを見下している、そう思われてしまうかもしれません。でも実際はそうではありません。友達思いで、おっちょこちょいなところもあり、食いしん坊で、そしてとても純粋。しかしその容姿から、近づいてくる人は自分の表面しか見ていない、と感じているのだと思います。「可愛いね」「スタイル良いね」は彼女にとってどうでも良い言葉なんでしょう。
karte.17「僕は譲った」より
そんな山田が喜ぶ褒め言葉は「面白いね」。 見た目ではなく自分の中身を見て欲しい、という気持ちから来ているのでしょう。誰に対しても分け隔てなく接する事が出来るのも、山田の魅力だと思います。市川が気にしている背が低いことも全く意に介していない様子ですね。
karte.6「僕は嫌だ」より
泣き虫な一面もありますが、これは彼女の優しさの裏返しなのでしょう。そして優しいからこそ、市川の優しさにも気付いたのだと思います。
【結局どこが好きなの?】
いろんな楽しみ方があると思います。山田みたいな美少女に想いを寄せて貰えて羨ましいな、とかこんな青春を送れたらな、とか。一つ一つのエピソードに胸をキュンとさせたり悶絶したり。自分の恋愛経験に重ね合わせて懐かしんだり。市川を応援したくなったり。
現役の学生さん、社会人、親世代。どの世代でもきっと感情移入できる部分があるでしょう。
私は2人の心が通っていく過程が好きです。不器用な市川、真っ直ぐな山田。それぞれの恋心がどう帰結するのか?それがめちゃくちゃ気になります。一言で言うと
でも、好きなんだからしょうがなくね?
これに尽きます。
付き合えば終わり、やっちゃえば終わり、そんな推測もTwitterなどでは目にします。でも私は…そんな終わり方では物足りない…
2人の心がどう重なっていくのか。これからもそれを楽しみに、時には四つん這いになりながら読んでいきたいと思います。
ではまた。
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