Twitterが心の支えに
(2021年2月2日 「カサンドラ・デイズ」投稿)
元夫は毎日家に帰ってきましたが、家族とは思えませんでした。
なぜなら私は元夫のことを知りませんでしたし、元夫も私のことを知らなかったからです。
けれど、子供たちは「お父さん」と呼び、家のローンを払っています。
この家族の世帯主で、「旦那さん」と呼ばれる人。
家の中にいて不思議ではない人。
でも、『知らない人』。
『嫌だな…知らない人の近くにいたくない…』
微弱に続くその違和感や怖ろしさが心をすり減らしていく感じがしました。
そんな日々を過ごす中で、ようやく寝る時間になってホッとしてスマホを手にしたとき、私は、放置していたTwitterのアカウントにふと心のもやもやを書きました。
あとは、「ツイートする」ボタンをタップするだけ。
少しドキドキしました。
SNSは世界中とつながっている。
このボタンを押したが最後、私の言葉は全世界の人から見られる。
責任とれるのか…
でも、いいや!
私は吐き出したいんだ。
なるようになれ!
そんな気持ちで私は言葉を流しました。
すると、不思議と少しだけ心が軽くなりました。
「あ、これ、いいかもしれない」と思いました。
日記帳だと家族に読まれる心配があるけど、スマホの中ならたぶん大丈夫。
それに、日記帳よりもすぐに取り出せて、すぐに書ける。
心の中に溜め込まず済む。
こんな便利な場所があったとは。
小さな避難場所を見つけたような気持ちでした。
それからはTwitterが私の心の支えのひとつになりました。