ヘトヘトでもなお動き続ける毎日
(2021年1月25日 「カサンドラ・デイズ」投稿)
これが「いち」のカサンドラ・ツイートの最初の呟きでした。
結婚15年目、私は48歳、元夫は44歳。
このころの私はとにかく体の芯までヘトヘト。
保育園時代から続くワンオペ育児で疲れを溜め込んでいました。
家はローンをかかえた持ち家です。
夫婦ともに同じ会社のフルタイム勤務で、子供はスイミングクラブの選手クラスに通う中学二年生の長男と、ゲーム大好きインドア派の小学五年生の次男。
近くに身内はいません。
会社勤務は8時半から17時半まで。
残業しなくて済むように上司に配慮してもらってはいましたが、責任がないわけではありません。
特に子供たちが保育園児だった頃から「夫は頼りにならない」と悟って以来、もし子供の急な発熱などで次の日に休むことになっても周りに迷惑をかけないように、その日の仕事は必ず終わらせて帰っていました。
(このとき仕事を効率化するために独学で習得したExcel VBAスキルのおかげで、のちのち職場で重宝されることになり、結果的には仕事の評価として良かったのですけどね)
家に帰れば中二長男のスイミング選手生活が中心。
長男は学校が終わると自宅で少し腹ごしらえをして自転車ですぐにクラブに行き、厳しいコーチのもとで2時間泳ぎ、そのあと1時間の筋トレ。
帰ってくるのは毎日21時半ごろでした。
そんな長男をサポートするように私は会社からダッシュで帰ると間髪入れず家事や夕飯のしたくをして、雨が降ると車で長男を迎えに行ったりしました。
このツイートを書いたころは長男も中二になり、高校受験も視野に入ってきていましたが、選手は練習がみっちりで塾に行く暇がなかったため、定期テストのときは土日に私が家庭教師代わりをやっていました。
小五の次男も週3回、育成コースで泳いでいましたが、ふだんは大好きなゲームに入り浸り。
兄の生活に振り回されるような部分もあったけれど、自由な性格で明るい面があり、私はその笑顔に癒されていました。
長男がスイミングから帰宅すると遅い夕飯を食べて、子供たちの話を聞いたりしてるとあっという間に寝る時間。慌ててお風呂に入って布団に潜り込み、気絶するように眠りに落ちる。
子供の成長や頑張りはとても楽しみで元気をもらっていたし、心から応援したくて動いていたけれど…私の体は明らかに毎日オーバーワークでした。
時々ふと、誰かに強制的に止めてほしい願望がわいていました。
『あなたは今すぐ入院が必要です!』
お医者さんからそう言ってもらえないかな…
そんなことをよく思いました。
心から休みたかったんですよね。
そんなに疲れていたのに、休みの日は休みの日で、私は趣味の楽器練習に没頭しました。
少しでも横になればいいのですが、自分の時間が全くない状態で一週間過ごしてしまうと、まるで一方的に家族に搾取されてるようで、精神的に息が詰まりそうだったのです。
自分の趣味をやることでなんとかメンタルバランスをとりつつ、やはり体力ゲージはずっとイエローゾーン、という状態でした。