鏡症候群 ASD特性にはASD特性で対抗
(2021年2月6日 「カサンドラ・デイズ」投稿)
このころ私はもう夫には無感情になっていました。
まさに「鏡症候群」だと思います。
鏡症候群とは:
つまり、こんな話だと思うのです。
私『話し合えばきっと分かり合えるはず。』
はじめはそう信じて、カサンドラさんは一生懸命話し合おうとしますよね。
優しくて我慢強い人が多いのもカサンドラさんの特徴です。
私も一時期、元夫と再構築を試みていました。
慎重に言葉を選び、感謝の言葉を添えながら、ときに涙をこらえながら話し合いをしようとしていました。
が、
元夫「だから、何?どうでもいい。」
最終的にはそんな、突き落とされるような言葉が返ってくるだけでした。
いくら話しても相手には通じない。
その場では「わかった」などと言っても、すぐにまた元の通り。
ASDの人は 変わることはありません。
カサンドラ側は 【絶望感】 を感じます。
絶望感というのはとても怖い感覚です。
まるで自分が存在していないかのような 錯覚に陥ってしまいます。
つまり、
『私なんて消えてなくなってしまえばいい…』
そんなことを考えしまうようになります。
しかし夫には全く悪意はないのです。むしろ正直に自分の考えを述べているだけなのです。
それが情緒やものごとの関連性を感じることができないという特性そのものなのです。
最終的にカサンドラ側が自分の心を守るためにできることは、自分もASDの人のように無関心なフリをすることだけ。
カサンドラにとっては自分らしくないやり方ですが、ASDの人に対してはそうするしかなくなってしまうのです。
これを読んで「私もそうしよう」と思ったカサンドラさん、ただし注意してください。
自分らしい感情は忘れてはいけません。横に置いておくだけですよ。
ASDではない人と話すときは思い切り自分らしい自分でいるようにしてください。
フリをしているうちにそれが身についてしまう、そんな悲しいことはないですから。