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記事の中で映画、ゲーム、漫画などのネタバレが含まれているかもしれません。気になるかたは注意してお読みください。
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極限脱出シリーズをプレイした ネタバレだいぶあり

はじめに

下記でちょっとネタバレありの記事を書いたので、今回はキャラクターごとの感想を置いておこうと思います。
ネタバレしかありませんし、前後の脈略もなく思うがまま、複数作に登場するキャラクターについては最後の登場作に書いてます。

キャラクターごとの感想

1.極限脱出 9時間9人9の扉
一宮:
元黒幕。「私を置いてみんなは先に進んでくれ」という発言からして怪しかったおじさん。子どもを誘拐して実験を行ってたクソだけど、最後の扱いがトランクに詰め込まれて、話すたびに口に物を押し込まれるという不憫。
相貌失認症を患っているというなかなかハードな生い立ちのわりに周りのキャラクターの反応がとても薄いのも不憫。人の顔が認知できないってそうとう辛いぞ。

ニルス:
今や善人の新規キャラクターへの起用は難しいだろう櫻井孝宏さん。他キャラクターと比べて身体的にハンデはあるものの、常に冷静で、判断力と行動力はキャラクターの中でも随一。「1」のキャラクターでは1番敵にまわすと厄介なタイプだと思う。続投されなかったのが惜しい。
(キレると恐ろしすぎる妹もバックについてるし)

サンタ:
黒幕。続投されなかったのが惜しいキャラクター2。白髪で謎の髪型、変な恰好をしているのに、奇抜な行動はとらず、けっこうな常識人。声帯は谷山紀章さんの掠れた色気漂うボイスのため、イケメンに見えてくる。
協力者がいたとはいえ、死んだ妹のためにゲームを企画し、元黒幕たちへの復讐を企てたということから頭も相当良い。
地味ながら常に妹と同じ部屋に入れるようになっていたいうくだりは個人的には「1」で1番驚いた。

セブン:
果物マークの帽子がかわいいから八百屋かと思ったら、刑事だった。
過去に単身で子供たちが誘拐された場に乗り込んでいたという意外なキーパーソン。行動派で情にも厚い。「3」でも名前だけ登場していた気がする。

八代:
どうみても子どもがいると思えない、奇跡のアラフォーで、露出狂のグラマラスな美人。とんでもない恰好をしているにもかかわらず、セブンが時々「露出狂」とからかう程度でさして話題にあがらないのが不思議。「ババア」とも言われているが、私からすると「20代」と言われても納得の立ち絵のため、まったくしっくりこない。まぁ、唯一声は落ち着いてはいるけれど。なんて話をすると紫もだいぶ落ち着いているんだけど。
プログラマーをやっていたらしく、ヒステリックな面もあるけれど、論理的な思考の持ち主っぽい。謎の椅子に自ら座ることから度胸もあり、情にも厚いので、味方になったら心強いタイプ。

9番の男:
元黒幕。研究者っぽいのに、頭が悪い死に方で早々に退場。鳥の巣ヘアー以外の印象がない。

2.極限脱出ADV 善人シボウデス
アリス:
「2」の露出狂枠。八代なんて目じゃないくらいのとんでもない恰好をしているけれど、こちらも稀にディオがからかってた気がする程度でそれほど話題にあがらない。横から見たら丸見え確定だろ。
「1」で話題に上がった何年も若いまま凍らされている"ALL-ICE"と思わせといて、現代人っぽい過去を持っているので、たぶん違うみたい。「2」のアリスEDは本作のヒロインじゃないかと思うくらいにヒロインしててかわいかった。
「2」の四葉の起爆剤で、大抵、ラディカル6に侵され、自殺し、周りの犯行を疑った四葉がキレる。何回も死ぬから悲しみと驚きが薄い。

ディオ:
フリー・ザ・ソウルという世界滅亡を企む組織に所属。
この組織はリーダーであるレフトの遺伝子から作られた顔も声も全く同じ人で構成されているらしく、ディオもその1人。画面いっぱいのうじゃうじゃディオが拝めるかと思ったのにシリーズ通して描写がなくて残念。そもそもこの設定はディオの生い立ちで語られるくらいなので、「3」クリア後に「あの設定はなんやったんや」と思った。
本作のゲームはルール的に全員がひたすら「協力」を選んでいれば全員脱出可能だけど、こいつが執拗に「裏切り」を選ぶものだから、ゲーム難易度を上げている張本人。「裏切り」ばかり選んでたら相手も「裏切り」選ぶから、永遠の±0で勝てないやんと思わせといて、人質をとったりとあくどい手を使うものだから実は勝ち抜け率が高い。タイトル回収要員。
まったく良い奴でなくて清々しい。

四葉:
「1」では兄関連でキレ、「2」ではアリスが殺される度にキレる、キレ要員。
正直「2」で続投の必要はなく、強制的に未来に運ばれ、知らないうちに兄とも離れ離れとなった不憫な子。能力者が近くにいると他の能力者の力を高められるからなんて理由をつけるなら、その役目は他人の四葉ではなくて、兄のサンタに託せよと思う。「1」では脱出時に理系なヒントをくれてたので、頭は良いはずだけど、「2」では格好も相まってギャルにしかみえない。(ハードモードでヒントをもらう機会がなかったからかもしれないけど)
アリスがとんでも露出なので、相対的に彼女の露出が目立たず、それも不憫。

ルナ:
ロボット。常に「協力」を選んでくれるマジもんの良い子。「2」の唯一の心の支えで、3Dモデルもマシな方。ルナと一緒に生きる道を模索したかった。

クォーク:
ショタ枠。ディオを言い負かすくらいに頭が良く、根性も座っているが、毎回ラディカル6に感染するため、活躍の場が少ないのが残念。
天明寺と幸せに生きてほしい。

K:
声帯が小野大輔さんのボディスーツマン。
常に声が穏やかで丁寧語なので妙な怪しさがあり、素直に「協力」を選びにくい。作中のキーパーソンと思わせといて、ただの大人に振り回されたかわいそうな人だった。
地味ながらにボディスーツ着脱のトリックが良い。

3.ZERO ESCAPE 刻のジレンマ
カルロス:
たぶん「3」で1番がんばったのに、1番かわいそうな人。茜に理不尽な暴力と暴言を吐かれるものの、これといった目立つ個性もないため、影が薄い。

茜:
「1」の時はかわいかった。「2」は恐怖は感じたけれど、時が彼女を変えたと理解したからまぁ許容範囲内だった。「3」では淳平>>>世界になった。
淳平に何かあるとカルロスにチェンソー持ってキレ散らかし、腕を切断することもいとわない。恋愛は人の思考を鈍らせるという最たる例。
「3」では各キャラクターを人形で表しているけれど、茜だけ、どうみたって1番かわいいから製作者の寵愛でも受けているんだろうか。

そういえば、未だになぜ「1」で紫が存在していたのか全く理解できておらず、淳平が茜を助ける→過去の茜が助かる→サンタと紫が共謀して淳平が茜を助けるように仕組む→淳平が茜を助ける→…の繰り返し。サンタと共謀した紫は何者?
いつの間にか世界を救う組織のリーダーに就任していて、お前の目的は復讐と生き返りではなかったんかと、「1」と「2」の間でどんな心境の変化があったんかと、私には何も分からない。

淳平:
「1」の時はふつうに主人公してた。「2」では切なさもありながらもクォークと楽しく暮らしてそうでほほえましかった。「3」ではダウナー系のイケメンになった。
いくら苦労したからって「1」の淳平がこうはならんやろと思ったのに、本当に絶対に淳平じゃねぇ別人に決まっていると思ったのに、紛れもないご本人。
なんで茜に執着しているのか謎過ぎる。お前はクォークと出会って、クォークを幸せにしろ。「2」の世界線がなかったらクォークはどうなるんや。

Q:
黒幕。私がQと思ってたのはQではなく、ロボットだった。
淳平が別のシーンでQのことを心配するから実はクォークかと思ったら全然関係がなかった。そもそも声が違った。Qチームにはうっすら車いすの影があるシーンがあるらしく、こだわりがすごいと思いつつも確認はしていない。
「誰を打つか」みたいなシーンで思いつく名前で「ショーン」と入力したら「自殺はできない」と言われ、その時は「???」だったけど、真相がわかるとしてやられた感。このゲームの自由入力はハズレでも反応があるから好き。

ミラ:
「3」の露出狂枠であり、諸悪の根源。美人。
彼女がいなかったら幼少期に茜はゲームに参加することはなかったっぽい。なんでエリックに惹かれてんのか最後まで謎。

エリック:
声帯が石田彰さん。

ダイアナ:
ルナのモデル。声がルナに似ていると思ったら能登麻美子さんで同じだった。
基本良い子でかわいいのだけど、10代後半みたいな見た目に反して、バツイチでクズの暴力から逃げるために研究に参加したという生々しい背景あり。自暴自棄になった時の暴れ方がチェンソー茜と違ってやけ酒をくらい、気になった男に女を使って迫るタイプで、こういうところも生々しい。
パッケージにシグマと2ショットをきめているにも関わらず、3Dモデルが女性陣の中で最もかわいくなく、それがとても不満。

ファイ:
「2」のとんでも3Dモデルから一転して美人に転向。すらっと伸びた足が美しい。
「実は赤毛」設定は赤毛を脱色して白っぽくして、それを保つってヘアサロンに相当な頻度で通わんとできんて、と素面に。シグマとダイアナの子どもにするための後付けに思える。

シグマ:
「2」にボイスがないことから絶対に何かあると思ってたら案の定。
大学生だと思ってたら、実はお爺さんでしたはまぁいいとして、さすがに片目に機械がくっついていたら何事って思えよと、自分の声の渋さにも驚けよと、そもそも周りの誰か年齢に触れろよと、色々つっこみたいオチ。Kの風貌を怪しいと言っていたけどお前も十分怪しい。

おわりに

これを書いてて、「3」はキャラクターがSHIFTERだらけのスーパーヒーローものの様相になって置いてきぼりをくらたなぁとしみじみと思いだしました。
結局私にとっては「2」の世界線がよかったんやということで、極限脱出シリーズの感想文に幕を下ろします。

2記事で8000文字弱の分量。すごいな。

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