PMDDとは定期的なホルモンの奴隷状態
定期的にホルモンの奴隷状態になっている。
奴隷なんて言葉、嫌いなのだが。
確かネットに、黄体ホルモンの奴隷だーとか書いてあって、なるほどそうだなと思っちゃったのだ。
毎月生理がある。生理痛もたいていある。それはどちらかというと腹痛・腰痛とか身体の部分。
だが、最近気づいたのは、私の気分までホルモンの奴隷になっているということだ。
PMS(月経前症候群)はだいぶ根付いてきたと思うが、PMDD(月経前不快気分障害)というのがある。
認知されてきたが、PMSよりはまだ認知度は低いだろう。
要するに、生理前に気分がめーちゃめちゃ沈むのだ。
ちょっとした失敗で消えたくなる。
いわゆるメンヘラ、すごくナイーブになる、というのだろうか。
いつもなら、ひとり時間キャッホー!となるところが、妙に沈んで、もう誰も私のことなんて気にしてないもんなーと、あの、おじゃる丸のうすいさんみたいに、タテ線入って負のオーラだだもれになる。
私はうつの症状で適応障害になっているので、ずっとその調子だった。だから忘れかけていたが、私はかなりひどいPMDD持ちだ。
思えば、学生時代も、ふいに泣きたくなる日があった。
体感では何ヶ月かに一回くらいだったが、急に絶望的な気分になるのだ。
ネットで検索しても、うつ病には当てはまらないし、なんだろうと思っていたかもしれない。
その頃はPMDDという言葉は知られてなかったけど、きっとそうだった。
どうってことないようなことで落ち込んで、急に涙がこぼれそうになる。放課後のトイレの個室でよく泣いた。
目が赤くなるから止めたいのだが、止められない。ひとしきり涙が流れたら、気分がある程度切り替わる。
この症状は、たいてい就職すると強くなるようだ。
働き出すとストレスが増すから。
私もそれが気になっていて、受診しようかと思っているうちに適応障害の方で休むことになってしまった。
気分の波に操られてる方、PMDDの可能性がありますよ。生理休暇の理由だって、身体的な症状だけでなくていいはず。
私はまだうまく対策できていないけど、気づけたというのは大きな一歩だ。
そうやってひとつひとつ、ホルモンの奴隷解放に近づくように、鎖を外していきたい。