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診て肛門!

2024/10/18(金) AM11:29記 

お食事中の方は,そっと画面をお閉じください。

でも下ネタじゃありませんよ!

昨日,猫に異変があった。

第一発見者は妻。

「肛門が爆発するかも」

え?肛門って爆ぜるの?

真島クンみたいに?

真島クンって肛門だったの?


衝撃の事実。
雷車(いかずちぐるま)を喰らった気分だ。

裏手
雷車(いかずちぐるま)
両腕を逆に交差させて、肘関節をめそのまま投げる。受身を封じ脳天から地面に叩き落す。いわゆる十字背負いである。

Wikipedia 陣内流柔術武闘伝 真島クンすっとばす!! 武術一覧


「猫は肛門腺が排出されないと破裂しちゃうんだよ。今日これから病院連れていく。」


へぇ。

愛猫に背くあるまじきごと,無知は飼い主不覚悟だが,初耳。

当たり前ですが知らないと気づかないものですね。

言葉を発さない生き物の異変は。

野良猫・保護猫第一人者の妻が我が家にいて良かった。

昔,腰痛が酷くて調べた結果,痔瘻(じろう)という回答群に行き着いたことがあるが,人間にも似たような症状は起こり得るそうです。

肛門が幹だとしたら,肛門腺という枝がついていて,その先端に嚢(のう)があるらしい。

排便と共に排出されるはずのブツが,その袋に溜まり続け,悪さをするというもの。

因みに話は逸れるが,リュックサックのサックは袋という意味で,日本語にすると「背嚢」となる。

私のような学のない洋服屋でも,あるジャンルに特化した漢字は記憶しているものです。

話を戻して,動物病院。

妻は在宅勤務なので,予約だけして貰い私が連れていく。

到着後,待ち合い室で色々想像する。

彼は一体,診察室で何をされるのだろうか。

まぁ,見られる(診られる)ことは間違いない。

キャリーゲージに肘をかけ,ふと思い出す。

昔ジャンプで毎週読んでいて,コミックスも集めていたとある漫画を。

『世紀末リーダー伝たけし』

何話とか何巻とか細かい登場回は忘れたが,『水戸黄門』の助さん・格さんを元ネタにしたキャラクターがいた。

事あるごとに2人揃って,

「見て肛門!」

という決め台詞を吐く下品極まりないキャラ。

「おじはまだっ16だから〜」と精神年齢が中高生のまま止まっている私は今でも笑える自信がある。

高頻度で私の顔にお尻を向けて眠る彼でも,流石に苦い記憶を植え付けられている獣医さんに自ら,

「診て肛門!」

とは言わんだろうな。

そんなアグレッシブなキャラクターを生み出した作者の島袋 光年先生は,ご自身のアグレッシブさも如何なく発揮して,一時休載。

慌てない慌てない。一休み一休み。

その事実を作中でもイジっている『幕張』の作者,木多 康昭 先生も関連してフラッシュバック。

『喧嘩稼業』に登場する女子高生の生態に詳しい島田先生。

主人公の佐藤 十兵衛が「島袋先生」と叫び,抱きつく。

島田改め島袋先生


淀みなく無駄な事が脳内を流れて行き,思い出し笑いを堪え切れず,診察室にいる周りの飼い主さんや,受付のお姉様方に不信感を植え付けて差し上げた。

黒猫の生態に異常にくわしい妻に感謝である。


異常,どうか私が寝ている側で,彼が真島クン(肛門)すっとばしませんように。

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