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仕事納め(私の)
2024/12/31(火) PM5:57記
今年も1年間お疲れ様でした。
私は一昨日,日曜日が仕事納め。
接客に関わることはなく,バックヤードで終始事務作業を淡々とこなした。
棚卸しのデータ整理だ。
当社は県内で3店舗のセレクトショップを展開している。
小規模小売と言えど,そこそこの商品在庫を抱えているが,つい最近まで手書きで棚卸しを実施していた。
ファッションアイテムを扱っているのに,時代に逆らって仕事はアナログを貫く姿勢。
正直,嫌いじゃない。
でも,合理的かつ効率的に仕事することで,本来洋服屋として携えておくべき,素養や知識を拡充することに貴重な時間を充てられますからね。
まぁそんなこんなでバーコードによる在庫管理を令和6年になってから,ようやく開始した訳です。
日曜は各店が実施した3店舗分の棚卸しデータを集計する作業。
ムダが多いなぁ。
そうボヤきながら慣れないMacを操り,copy and pasteや繰り返し同じ数式をエクセルに入力している私。
本当にデザインって難しい。
ある条件下で最大公約数を得られるような妥協点を模索し続けなければならないのだから。
私のエクセル術が乏しいのは自明なので,努力して更なる省力化や自動化を目指す心意気は,とても大事。
しかし,私だけが扱えてもダメなのだ。
仕事の属人化を防ぐことも重要な要素。
最善を言うのであれば,最も力量のある人材に他の社員が追いつくように研修や教育を行い,更にムリムダを削減していくのが理想。
しかし,我々は小規模小売店。
専門部署が設けられているような縦割り社会ではないし,そもそもそんなに人材はいない。
私はパートタイマーなので,社会人の教養や基本的なOfficeの使い方を布教する義務はなく,業務範囲外だ。
つまり,平均的な力量を持つ人に合わせてアレンジを加えていく思想が必要なのである。
兎にも角にも,ムダだと思いつつ,手を動かし続けて幾星霜。
気づけば退社時間になっていた。
来年はもっと知識を増やして,皆んなにとってより良い方法を提示できれば良いなぁと思いながら,そっと画面を閉じる。
やっぱり洋服屋って洋服にダイブすることに,最も時間を費やした方が良いと思うから。
以上,来年は洋服の話に花を咲かせられる人が身内に増えますように。