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#7 ついに始まった病棟勤務、同じ敵がいることでの団結?


と、その前に…

同期〜ライバル時々仲間?〜


私と同じ、この病棟に配属されたのは、もちろん私だけではありません。

助産師の2人と、急遽所属変更された私含めた4人の看護師が私の同期です。看護師のうち1人は、就職試験のグループ面接で一緒だった子だったため、少し安心して病棟勤務が始まりました。

しかし、同期は飽くまで同期であって、決して友達ではありません。しかも、社会人として、看護師として成長は必須であるため、切磋琢磨する関係性が非常に望ましいのだと思います。

比較的重症度が低い患者が多い病棟であるデメリットは、他の病棟で当たり前に学べる医療処置や使い方が複雑な薬剤の投与に伴う知識が少ないことでした。そして、それらを取得するにはその処置や薬剤を使う患者が入院していなければ、新卒看護師がそれを学ぶ機会はないのです。

私たち同期はその機会にあたるために競い合わなければならないのです…。とは言え、ほぼ運なので、その日つかせていただいてる先輩が受け持っている患者さんがどういう人かによるわけで…
数ヶ月もすると、新しい処置に良く当たる子と当たりにくい子で「見たことあるor取得済みの処置や知識」に差が出てきて、譲り合いをしないといけない事態に陥ります。

私は新しい技術を見学できる機会にあまり当たらない方で、どんどん同期が合格していく処置を見たこともないことに焦ったり、自分から当たりに行ってないだけなのに「譲ってくれない」と見当違いなことを思ったこともありました。
そもそも、頭が良かったり要領のいい同期と比較して、劣等感の塊になっていき、自分と同期で自分の方が優っていることを探して、自分ができていることに安心してみたりしましたが、そんなことに時間を割いているのが1番成長を止めていることに気づくまで本当に無駄な時間を過ごしたなぁと思います。

そんなこんなで、同期の仲で要領の良し悪し、優劣が目に見えていても、時は過ぎ、少しの遅れはありましたが、みんな同じ程度のスキルアップをする6人は、いつのまにかLINEで毎日日々学んだことや、お局の一挙手一投足を共有することが日課になっていきました。

ある日の同期の質問、めちゃくちゃ初期


こうやってみんなで悩んで、1人でわからないことは6人の頭で考えて、1人が注意されたことを自分ごととして6人で共有して…

みんなが団結して、早く一人前になれるように頑張っていました。

なぜここまで団結したのか…?


それは、その病棟に院内お局の二大巨頭がいたからです。
やっと、出てきました。病院時代のお局さん。

そう、通称姥捨山のこの病棟は、決して患者さんのことを指しているのではなく、看護師の姥捨山です。どの病棟でも厄介者として扱いにくい存在となるお局さんたちが、飛ばされがちな人たちが集まる病棟でした。とはいえ、私が就職した頃には大半のお局さんは退職したり外来に異動するなど、残るはこの院内二大巨頭のお局さん2人でした。

(ちなみにそのお局さんたち以外は、上の世代の人も数年目の人も、教育担当の先輩もみんな優しく本当に素敵な人たちばかりでした)

お局さんのご紹介

1人目:コワ局Aさん
新卒から数十年勤務し続けており、病院の隅から隅まで知り尽くした頭脳派、コメント辛辣なお局さん
おしゃべりが大好き、詰め所の椅子に根を張っているくらい全く動かない。

2人目:マイルール癖つよ局Bさん
こちらも数十年勤務しており、とにかく人のミスを見つけます…特にカルテの記載漏れやミス(これで救われることもあるんですけどね)
そのために、勤務時間の1時間半前には出勤してます(出勤時間を私たちに強要するわけではないのでいいけど)

数ヶ月後3人目が出てきますが、それはまたその時に😇

さぁここから濃密なお局さんたちとの時間が始まります😊

次回、ついに始まるっお局さんとの日々!!!!

(あ、ちなみにお局さんから言われた内容とかはぐうの音も出ないことも多かったので、ただの新卒看護師の愚痴だと思って見てくださいね😊)

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