【どうでもいいハナース】失禁の謎

看護師してると、いろんな不思議なことに出会う。別に幽霊とかそういうのじゃなくて、「なんでそうなった！？」みたいなこと。

note倦怠期なうなので、軽くかく日はこういうどうでもいいはなすぃを書こうとおもう。

前の病院で夜勤をしていた時のはなーす。
夜勤中は、消灯してても、定期的に巡視をして患者の生存確認をする仕事がある。
寝返りが1人でできない人や、オムツをつけている人は、ついでに体の向きを変えて(ポジショニング)、おむつもチェックして必要であればおむつ交換をする。

その時に夜勤メンバーが充実していたり、他の人が手が空いていたら手伝ってもらえる。中にはすごく大きい患者もいるので、絶対2人以上でやらないとできないような人は、あらかじめ相談して時間を決めて…とお互い助け合うのだ。

私のいた病棟は女性患者しかいなかったので、寝返りに介助が必要だったり、おむつ交換が必要な患者さんも大体“おばあちゃん”だった。中には体格がいい方もいたが、男性の大きい人に比べれば可愛いものである。

ある夜勤の日、いつも通り巡視して、順々におむつ交換と寝返りをさせてまわっていた。
そして最後の1人、その方は130センチ台の35キロ程度の小さな患者さんだった。

失礼しまーすと小さく挨拶をしながらお部屋に入り、ベッドの上を確認すると、そこには…

おむつ以外全て脱いだ患者さんがすやすや寝ていた。

なんで！？！？！？！？！？

その一言だった…でも驚きはそれだけではなかった。

脱いだ寝衣、ベッドシーツ、掛け布団、全て尿で濡れていた。

そして1番の謎、オムツは全く濡れていなかった。

結局1人でベッドの上に患者を乗せたまま、ベッドシーツや寝衣の交換をした。

軽い方だったので1人で問題なくできたが、予定の時間を大幅にすぎて詰所に帰ったので、夜勤の他のメンバーが心配してきた。事情を説明し、なんでそんなことになったのか、もはや、オムツを濡らさずその他全てを濡らすことは可能なのかみんなで考えたけど、わからなかった。

今でもわからない。

でも、その患者さんはそれまでの入院生活で1番すやすや寝ていたから良いや。
みんないい夢みろよ、せん妄起こすな、朝までぐっすり寝な。と毎回夜勤の時願っている。