一時帰国中に、現実離れしている自分に悩む
トルコに1ヶ月滞在しました。
イスラムの国で大家族が多く、いくつかの家に
こんな見ず知らずの外人の私なんかをもてなしてくれて、
昼間は、女たちが食べ物を持ち寄り、子供も集めて、女はどっしりと過ごしていました。
外の羊たちが戯れている様子を見ながら、トマトベースのブランチを頂き、子供と遊び、お茶を飲み、ゲームをして、ダンスをして
寒いでしょ?と、服を着せてくれたり
毎回、あちこちの家から
泊まってけばいいのに!
と、美しいクルド人女性に見送られ
幸せでした。
ここの美しい人たちが、満足気なとびきりの笑顔の人たちが羨ましかった。
あれ?思ってたんと違う、クルド人って、悲惨な運命を辿ってる貧乏な人なイメージなのに、実際来て見たら
私よりずっと幸せそうなのだ。
私はただ、寂しいのかもしれない。
日本でもし、楽しい仲間に囲まれて、精神的に何不自由なく暮らしていたら
わざわざ海外に来ただろうか?!
分からない。
海外に興味はある、勿論、一生行かないと、悔いが残る気がする。
だけど、「現実逃避」している事実も拭えない。
大きく見れば、何も困ってないから幸せなんだけど
満足しているようで、満足はしていなかった。
ハタと、自分は寂しがりやなんだな、と思いました。
落ち着いたら、誰かに会いたい。ふとそう思いました。
さぁちゃんに連絡を取ってみると
「保健師受かったよー!あと、来年結婚するから、結婚式来て欲しい!」
と幸せそうでした。
もう1人の看護師にも連絡したら
「結婚したいんだけど、相手のお母様に反対されてて、私がシングルマザー育ちで、母親同志の格差が酷くて。
どうしたらいいんやろう。」
と悩み中でした。どうせ結婚するだろうな、と思いましたが。
派遣の時に知り合ったナースに連絡してみると
「絶賛婚活中!今年中にはゲットしたい!誕生日までには!クリスマスまでには!
もうすぐ40だけど、まだまだ産めるもんねー!」
………。
みんな確実に、自分の陣地を固めようとしている。
必死に。逃げようとせずに。
私は?
あまり現実を見たくない気がした。
さあちゃん「あかりは?いつまで旅を続けるの?結婚式は来れそう?」
いつまで続けるんだろう。
いつまでこのままでいいんだろう。旅は楽しい。
いくらでも続けられそうだけど、今のところ、ゴールがない!目的地にたどり着いたら次の目的地が浮かんでしまう。
旅人なら分かるよね?
日本はたくさん稼げるけど、「皆んなと同じ」でないと、罪悪感感じる。
就職しても、私は同じ年頃の人とはまた違うんだろうな〜。
そんな思いが立ち込めていた。
当時の思い込みですね。
そんな時、彼女に出会いました。