モンゴルの旅が本格的に始まりました!ツァータンとシャーマンに会いに行くぞ!
モンゴルの首都から、
私が目指すのはツァータンとシャーマンに会いに行くぞ!
どこにいるかははっきりはわからない。
ここから先はガソリンスタンドで目指す方向の車をヒッチするしかない。
ガソリンスタンドの従業員は、2人。
年配とお兄ちゃん。
とっても田舎。
お兄ちゃんが私が行きたい場所の車来たら、言うから、と、待合室に入れてくれました。
こんな田舎なのに、そこそこ給油が来て、忙しそうでした。
なかなか私の方面に行く車が無くって、
朝から夕方まで待たされました。
突然、雨が降り、風が吹き、突風になり、大嵐になり、待合室から見えるゲルが、次々に飛ばされ、骨組みだけになって行くのを目撃してしまいました。
雨は止まず、広大な草原に川まで一瞬で出来上がり、これが自然現象なのか!と。
やがて、嵐は止み、バラバラに吹き飛ばされたゲルを、大男たちが、手際よく組み立て直して行く。
その鮮やかな手捌きに、見惚れてて、全く暇のない待ち時間でした。
夕方になり、不安になる頃
行き先の車が見つかり、とても親切な人の車で、宿まで連れてってもらいました。
お金も要らないとのことで、めちゃくちゃお礼言って、用意していた大丸のお菓子あげました。
宿と言っても民家ぽく、私1人だったけど。
宿の人にツァータンとシャーマンに会いたい!と聞きましたが
宿の人「知ってるけど見たことないよー。遠いし、山だし、移動も多い民族だし、今どこにいるとか、わかんないよ。
バスもないし、車借りてガソリン積んで行くしかないんじゃない?
行ってくれる人探そうか?」と言うので
お願いして一緒に市場へ。
市場は、かなりガラが悪く、色濃く、写真撮る勇気も出ない、
一瞬でダークさが読み取れました。
宿の人「あれはね、盗んだものを売っているんだよ、盗まれた人が取り返しに来るんだよ。お金払って、自分のもの取り返すなんて、酷い世界やろ?」と教えてくれました。
宿の人が、トナカイ族の方まで乗せてくれるドライバー見つかったよー!と紹介してくれました。
大体の値段を聞いて高くもなかったし、安易にオッケーしました。
後々追加、追加と払わされるのですが、まぁ、仕方ない。
ドライバーが、その山に行くなら、だいぶ道中の人に世話になる事になるから、道中の人にお土産を買って行こう!と言うので、その通りに着いて行って、
キャンディーやら、クッキーやら、えらい安い値段で手に入るところで、かなりたくさん買って、出発です。
途中、ドライバーの知り合い?が乗ってきました。
ん?誰?
友達だよ。
アジアあるある、ついでに誰かを乗せる的な?
その人は、日本語が少しできました。
なんと!その人も、北海道で出稼ぎしていたらしい。
へぇ。モンゴル人は北海道に働き手として、連れて行かれるんだ。
と呑気に考えていました。
何故か3人でツァータンとシャーマンに会いに行こう!という空気になって、
あなた達、しごとは?!
と思いました。
頼まれてくれたドライバーは既婚者で、小さな娘さんがいる人で、車にも娘さんの写真があり、
私とは、バッサリ距離を取るマナーのある人と感じ、安心できました。
だけど、ついでに来た日本語できる人は??何者?!
3人の珍道中の始まりです。