検診ナース、子宮がん検診専門ナースになる。

看護師3年目、検診ナースに勤しんでいましたが、仕事はつまらない。
ある時、子宮がん検診のバスに乗って田舎の検診を回って来てくれないか?
と言われ、快諾しました。

バスには私に指導するための看護師1人と私と大学病院から派遣されている先生と3人で乗りました。

先生は30?40?台くらいで結婚指輪をしていました。

先輩看護師にあの先生は癖があるから、気をつけてね、と言われていましたが、

先生は私には優しく何の問題もないように思えました。

指導看護師が「もう1人大学病院から来ている婦人科ドクターがいるんだけどね、あらかじめ、言っておくけど、おかまだから、カツラとかつけて、化粧とかしてくる女か男か分からないような名前の先生もいるけど、その先生は凄くいい先生だから。」
とも言われ会うのが楽しみでした。

子宮がん検診はなかなか面白かったです。
田舎のお婆さんを対象に、下着を脱ぐように指示し、台に上らせ不安がらせないようしっかり付き添いつつも、
先生から取った細胞のついた綿棒を受け取り、
プレパラートに2つ円を描き、もう一つのプレパラートと重ねて指名を確認した後に、提出する。

唯一、患者に少し寄り添える楽しさがあり、少しだけ病棟を思い出しました。

また滅多にない事でしたが、異常かどうか、先生から細胞を受け取った時点で分かってしまうのが、何とも切なかったです。

慣れてきて先生と私2人で行くことが多くなりました。

先生は基本寡黙で読書しているし、私は私で仕事中でしたし、準備をしていました。

ある時、先生に先生は何の分野でご活躍(専門は?)ですか?と聞いたところ、子宮内膜症の専門だと言いました。

子宮内膜症はね、痛みとの戦いなんだよ、知っている?と言われ

私が興味深めに聞いていると、今夜食事行こう!教えてあげる、と誘われました。

あまり深く考えずに子宮内膜症の話でも聞ければと思い、検診が終わって先生の車に乗り込み、湖に到着しました。

以前、大学病院で犯された湖で嫌な予感がしました。
その先生は私をホテルに連れて行こうとしました。

私が断ると、大声で歌い出し、市内に戻って来ましたが、
あれ?ご飯は?という感じで。

最低だなと思いました。

犯されはしなかったけど、また嫌な気分になりました。

その先生自体が、検診車に来なくなりました。

この頃、歯の奥が痛んで仕方なくて、ストレスかな?ぐらいに思っていました。

しかし、痛みは酷くなり、親不知で、抜歯したところ、何故か感染してしまい、顔が腫れてしまいました。

マスクを付けて出勤すると、そんな顔で出勤して来ないで下さい、と言われて、驚きました。
体調も悪くなり

一気に辛くなりました。

この日は検診センターのベッドで休ませてもらっていました。

そこで転機が訪れます。


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