大学2年生夏休みの終わりに

合宿免許が終わり、マンションに着いたら、着信が100件を、軽く超えてて、頭がパニックになりました。

親か?!と一瞬青ざめましたが。

勇気を出して、再生ボタンを押すと

「A君です。」○月×日何時何分…「A君です」○月×日何時何分…「A君です」……、


エンドレスでした。毎日毎日。

録音を消去しますか?

はい!

恐怖。。

合宿免許行くって、言ってたのに!


でも、だからと言って、かけ直す勇気が無い。

かかってきました。別に普通でした。

「関西は蚊が多いんよ」とか、「会いに行ってもいいか?」とか。

正直、合宿でお金使ってたし、バイトしたかったです。

「私、バイト入れちゃってて。」と、断ったつもりが

A君
「バイト行っててくれていいから、部屋で待ってるから、会いに行っていい?」

またか……。この人A君、お仕事の方は?謎すぎる。

本心は来てほしく無いような気もしたのですが、断れずに受け入れました。

バイトから帰ったらA君とべったりな日々が訪れました。ほんとにべったりでした。

たまたま、Pちゃんが地元の花火大会に誘ってくれたので、A君を連れて行きました。

はぁ、ちょっと息が抜ける。

Pちゃんは「あの山うちの山なんやよ、山菜取り放題、その天ぷらでーす!」と、私とA君を自宅に招き入れて、振舞ってくれました。

その時、Pちゃんのお母さんも出てきて、ニコニコしていましたが、これが、夫の娘に対する性的虐待を見て見ぬ振りする女か、、、と複雑に思いました。

Pちゃんのお母さんが、「私ね、色診断ができるの、してあげようか?」と言ってきた。
普通の気さくな人やのに。なぜ。

お母さん、細くて、Pちゃんより美しかった。

花火大会が始まり、Pちゃん、私、A君の3人で見に行きました。

田舎あるある、学ランにピンクのベルトして、リーゼントみたいな男にバカウケしながら。

「たまや〜!」「たまや〜!」ってPちゃんが叫んでいました。

A君の事、好きか、どうか、わからない。
でも、顔が好き、年上だけあって包容力もあるし、何より、こんな私を好いてくれる。
自慢の彼氏なはずです。

今回も1週間くらいで帰って行きましたが、帰って行った後、ストレスからか、暴飲暴食が止まらなくなり、ジャーのごはん2合を一気に食べたり

LAWSONの丸ごとバナナを、一日中8本くらい食べて、その後、一生食べられなくなりました。
ミルフィーユパイもたくさん食べて、やはり、一生食べられなくなりました。

何故かA君が来ると、精神が不安定になりました。

何故かわからないのですが、親といた時みたいな、気だるささというか、重さを感じて、暴飲暴食してしまうのです。

A君て………。
監視する親みたい?

それとも、私が極端に束縛がダメな人間なのか?

振り返ると、そもそも、男性が私と向き合おうとすればするほど、苦しくなるのは、何故なんだろう。

とは思いましたが、深く考える事はせず、自分の気持ちに無意識に蓋をしました。




この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?