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パキスタンの文化を徹底的に味わった瞬間
バスはパキスタンのフンザに着いた。
おとぎの国みたいだった。
灰色の崖の、間に、可愛い田畑があり、人が住んでいる。
何とも言い表しようがない、メルヘンさ。
その村にどういう流れか忘れたけど、とってもお金持ちがいて
家に招待してもらった。
外人が大好きで、外人が来るたびに招待しているらしい。
この村にそぐわないほどの、びっくりするほどのお屋敷で、お庭で、全てが洗練されてて
チリひとつない御殿だった。
写真も自由に撮れ!と。
優秀そうな男の子達がクリケットしてお庭で遊んでて
なにコレ?って感じでした。
メールアドレスを交換してきました。
あと、もう一軒招待されましたが、そこは、普通の家で、
テレビを見せてもらいました。
何だか、よくわかんないんだけど、シーア派と、スンニ派の違いを説明してて
なにも知らなくて、入国してしまって、申し訳ない気持ちになりました。
若い男性ともお話をしましたが、
その男性が「パキスタンなんか全然良くない、イランはもっと最低、自由がない。恋愛も一生、できない、街に出ても女なんていないさ、
いたとしても、顔をグルグル巻きにして、スタイルも隠して、
なにもわからないのさ。
イランはもっと厳しい。あー何でこんなところに生まれたんだろう!」と
嘆いていて
気の毒になりました。
イスラム国の男性の本音は、この人の言ってる事、そのもの、かもしれないな、と思いました。
杏の木が果てしなくあり、乾燥杏を、あちこちでもらい
食べて、のんびり過ごしました。
ゲストハウスの朝の目覚めは…
ドホーーーン!!!!!!
大砲の音でした。
え?!
なに?、
外を見ると煙が上がってて、
なに?。
と、宿の人に聞くと、昨日、かなりでかい落石?があって、道が塞がれてしまったため、
道を作るために破壊してるのさ的な
事だったと思う。
数日でメルヘン世界にも飽きて、首都に行くバスに乗りました。
しかし、驚いたことに、首都では、どこの宿も女1人だめ!と、泊まらせてもらえず。
首を振られて
参ったなー。
ていうか、それだけ危険ということなのか?
周りを見渡せば、女性が1人もいません。
路上バザールや、道ゆく買い物客、全てが男性なのです。
ここは、女性が1人で歩く様な場所ではないのです。
歩きにくい。
バスに乗ろうとしたら、顔も足首も隠していない!と怒られて
驚いたのは、バスの停留所が、二つに分かれて仕切られてて、
一つが男性、もう一つが女性の待つところ。
そして、女性は女性で分けられているのに、顔隠しまくり、
なんなんこれ!
バスが到着してもっとビックリ!
前が男性、後ろが女性
と、乗り場まで分かれてて、中も仕切られています。
そ
して、車掌に「あんたは顔隠してないから、男側ね!」と、前の男ばかりのブースにぶち込まれました。
まじで?!