辛い時って人の痛みに寄り添えないのかなあ。
東京での看護師1年目は実に辛く、夫は「大丈夫?」と声はかけてくれるが、
「大丈夫」と言えば簡単に
スルーされてしまう。
その事実が実に辛く、甘えにくかった。
そんな中、元々働いていた病院で仲良くなった患児のお母さんからメールが来ていました。
「○○が亡くなってしまった。どう過ごして良いのか分からない。」
と。今なら、グリーフケアの知識もあるし、考えて返事もできたかもしれないけど…
当時はそれどころではなく、自分の事で精一杯。
そのお母さんの方が絶対的に辛いのは分かっていたのに、
何て返したのかは覚えていないけれど、恐らく寄り添えていなかったと思います。
また、もう末期の青年から、東京新婚生活どうですか?の
返事に凄く困ってしまって、
何を返したか忘れたけど、結構、絶望的なメールを一方的に送られてきて
聞いて欲しいだけだったのかもしれない。
あまり返せませんでした。
最後は風邪を引いてしまって、とメールが来て途絶えてしまった。
夫からは、愛情表現はひとつもなく、
かわいいとか、綺麗とかも一切なく、
冗談で私が「整形しようかな」と言ったら
夫「良いんじゃない?奥さん綺麗やと嬉しいわ。」
って、今綺麗じゃない言い方。
私のこと、そんなでもないのかな?
自信がなくなる。
私「どんな女の人が好き?」
夫「背の高い人が割りかし好き。」と言ってた事もあって消えないトラウマ
私「りかちゃんよりバービー?」
夫「そうだね。」
心にシコリが、溜まっていく。どうしたら.?
濱ちゃんに相談すると、
「あかりは背のちっこくて、可愛い系だ、バービー違うと思う!りかちゃんや!」と言ってて、やっぱりそう思うよな?と。
夫は私の何を気に入って結婚したのでしょうか?
やはり肩書きなだけでしょうか。
好かれている自信も、好いている自信もなくなり、
何だか別れるために結婚したような、変な気分になりました。
ナースコールで繋げてくれた、患者さんの小川さんからも、どーお?みたいなメールが来てて
「少ししんどいのです。」と正直に伝えたところ
「Iさんは、仕事精一杯やってそうやもんねー。
あかりちゃん、結婚生活、何か楽しみ見つけた方がいいよ!なんか無いかな?」とか
そう言う返事だったと思う。
私が「何もなくて。私も忙しいし、もう限界かも。」など返してしまった。
そしたら、小川さんは夫とも連絡を取ってた様子で
小川さんから夫に何かアドバイスがあったのか分かりませんが、急に夫が、東京のあちこち連れてってくれる様になりました。
ガイドブックなんか買ってきて、東京は割と緑が多いらしいよ!と、公園や、ちょっとしたハイキングなど。
その為の服や、カメラなど買って一時期は、楽しかったし、ぱぁーっと明るくなりました。
しかし、それは表面だけ。
充分に満たされていた訳ではなく、また、どん詰まりになっていくのです。
家事はする気がしない分際なのに、夫には早く帰って来て欲しい。
でも言えない。
また小川さんに相談すると
「そうねぇ、あんまり早く帰ってきて、帰って来てばっかりいう奥さんじゃ、疲れちゃうと思うのよねーIさんは。仕事熱心やから。
なんか、レンタルビデオでも借りて、観たら?」
そうですね。。。。
そんな事では解決しない様な気がしましたし、そんな事では無いのは、分かっていました。
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