大学時代、20歳で性欲を感じた出来事
Pちゃんは、地元から大学に通う子で、父親(小学校教諭)から、深く中身は聞かなかったけど、スカートが履けなくなるくらい、髪を伸ばせなくなるくらいの、性的虐待を受けており、母親は見て見ぬ振り。
やや、摂食障害がある子でした。
私に弁当を作ってきてくれるんですが、自分はちっとも食べないし。
やたら、人に食べさそうとする癖がありました。
強迫的に食べさせられていた圧のある、雰囲気もありました。
ちょっと今考えたら怖いです。
そんなPちゃんが、「実家に遊びにきて欲しい、私の家の蔵とか、山とか、見て欲しい、一緒に山菜取って、天ぷらにして食べまくろうー」と
誘ってきたので、快諾して、行きました。
Pちゃんの実家は田舎で、山々に囲まれてて、あの山、私ん家のだから、とか、言うような子で、籠持たされて、その山に入って、生まれて初めて山菜取りをしました。
勿論、Pちゃんと一緒だから楽しかった訳ですが。
相変わらず、私は3人姉妹の長女で、蔵とか山とか守らないといけない!
その為に生まれたわけさ!
とか、同じようなことを繰り返し、繰り返し、話すのです。
〜無ければならない
(山と蔵を守らなければならない)
〜するべきだ
(長女なんだから妹を守るべきだ)
なんだか、聞いてても重たい話ばかりでしたが
Pちゃんの家に戻って食べた「コゴミ」という、天ぷらが、美味しすぎて、絶賛、絶叫してしまいました。
あんな山菜を美味しく感じたのは一生で最後と言えます。
天ぷら作りにはお母さんも関与してきては私に
「色診断してあげる」
と、言ってきて、私を鏡台に座らせ、さほど興味のない私は、されるがままに。
「黄色ね!」と、一言で終わり、なーんや。そんだけ?
と言う感じでした。
ある時、Pちゃんと夜にイタトマ(イタリアントマト)のケーキを食べに行った帰り、男性2人組にナンパされました。
男性2人は社会人、車持ちで、1人は草彅剛に、似ていました。
もう1人はイマイチ。
思いの外Pちゃんが、行こう!と言ったので意外すぎました。
は?!
車に乗りました。
そして、草彅剛系のマンションに行って4人でお酒を飲みました。
男性2人はPちゃんばかりをからかってて、距離も近く、私は放置でした。
てかPちゃん虐待のトラウマあるのに。その、まんざらでもなさそうな態度は何?
こういう時に、嫌なのに、いい顔してしまう子なのか?というくらい、痛々しいノリノリなPちゃん。
トイレが外にある古すぎるマンションで、外に出ると行って、1人で休軽していたら、
Pちゃんが追っかけてきました。
まんざらでもない顔で。
別に男性恐怖症って訳ではないんだと、ほっとしました。
部屋に戻っても相変わらずPちゃんは男性2人にからかわれて、楽しそうです。
わたしは暇なので、草彅剛風のベッドにゴロンとしてました。
ベッドの脇に、エロ本が挟まってました。
なんやかんや、飲酒運転で送ってもらって、その間もPちゃんは、男2人に身体触られまくってて、
驚きました。
Pちゃんて、もてるんや?ぺこちゃんみたいな顔なのに。なんで。
後日、草彅剛風の男性から、わたしに連絡があり、2人で会うことになり、部屋に訪ねて行きました。エロ本を発見したあの部屋に。
わたしも危ない女です。何かを期待していました。
爬虫類の様な目が魅力的で、A君とはまだ違うものを感じ、異様に意識してしまいました。
2人でベッドに入りましたが、特に何もしませんでした。
意外に草彅剛風は、臆病だったのか?或いは、私がタイプじゃなかったのか、或いは彼女がいたのか?
何も無く帰ることに。
それが変に私の渇望感に火をつけてしまい、草彅剛風に執着する様になり、連絡を毎日する様になりました。
しかし、向こうはそれほどでもなかった様で、あっさりと、連絡が途絶えてしまいました。
20歳。自分の中に、性欲を強く感じたけど、挫かれた記憶が残っています。
出来そうで、出来ないって、男女共に、1番残りません?
逆に常にべったりのA君とは、したくなかったなぁ。