県外の大学へ脱出後の実家の気がかりな人達

県外の大学に逃げる様に入学して、初めての夏休み。
親から連絡がありました。

「ちゃんと宗教の教え通りに行動しているか、他の土地に行っても
その土地の宗教の人と関わりを持つべきだから調べとくわ。

あんたみたいに
入信しても、何もせん人のことを、エコーと言って問題になってるんよ。」

と言われた。

エコーってなんだよ。

私「今はバイトもダメって言われてるし、お金もないからお布施は親の金しかないよ、」と言ったら

それ以上は何も言ってこなかったし、その県の宗教青年部調べるとか言ったくせに、その後、いっさい何も言ってこなかった。

所詮、自分のことしか、頭に無い親。
離れてしまえば、こんなもんだわ。
ありがたい様な失望の様な。

母親「そういえばあんた、ミヤコから何回か連絡きたよ。しゃべりたそうだったわよ、連絡したら?」

母親「コウスケだけど、(宗教)に出家したよ。」

私「!!!!!だ、大学は?」

母親「地元の国立大法学部に受かったけど、退学して出家したのよ!」

コウスケが、あの頭のいいコウスケが、数ヶ月で自主退学?!よっぽどの洗脳です。
失望しました。

コウスケのお姉ちゃんも国立大学で、デキちゃったをしちゃって、相手が宗教入ってないから、説得にかかってるとか、
母親
「恋するって盲目でダメよねぇ。」
どういうこと?!

恋がダメなの?
宗教に入ってない人を選ぶのが悪いの?

コウスケのお姉ちゃん…心配だ。

母親「アキラ君、あんたが青年団来ないって気にしてたわよ」

私「あ、そう」
私の声のトーンが一気に暗くなって、何かを察したかも知れないけど、続けられた。

母親
「アキラ君、結婚したのよ、もう直ぐ子供が産まれる。同じ看護学校の子だって、学生結婚だって。」

声も出なかった。とても驚いた。

最近、いや、ちょうど1年前に初体験同士で、色々あったのに、引きずった思い出が、誰かに乗っ取られたような感覚がしました。

それにしても早い。

展開が早過ぎる。
しかも、もう妊娠?!

同じ看護学校という事は、宗教の子じゃ無いのか。
アキラが私を気にする権利なんて無いわ。

2度と会いたく無い。

ミヤコに電話をすると、私が県外の大学に行ったことを忘れてるかのように「コンパしない?」とか「彼氏がねー」とか明るく話し、
「今、お水やってるの。めっちゃいーよ。」

キャバ嬢だろうか?
私の知らないミヤコが電話口にいた。


ミヤコ
「あ、そうそう、医療事務やってたお姉ちゃん、無事、医者と恋愛結婚したよ、格差やばいって!私のお役目もう無いの。

あと、あの家、もう無いの。引っ越した。
最後、解体で、潰されるところ家族全員で見送ったんだけど、あまりにもボロすぎて、上からブルドーザーに1回だけで.クシュってやられて、バラバラになった。
一瞬やってん、ギャハハハハ!」

そうなんや。

1年でみんな、変わってしまった。

コウスケも、アキラも、ミヤコも、手が届かない人になってしまった。。
誰もかも、もう会えない、寂しい気がしました。

1番遠くに行ったのは自分だけど。







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