離婚街道へ①
※トラウマな事ですし、フラッシュバックもありますので、
だいぶ端折ります。
すれ違いなのか、何なのか、ぶつかれないまま、気持ち悪いまま、時間が過ぎる夫婦生活。
例えるなら
歯に何かが、挟まったままなんだけど、取り方が分からない、でも、そのままだと、歯が腐ってしまう、、、
そんな感じかな、
その頃、私は、何故か日記を書き始めました。
始めは、ネパールに行った事や、記録、感じた事を書き留めておきたかった、と言う目的でした。
ネパールの事、思い出して書いてたら、心がそっちに行って、ワクワクしてくる、
一日中、思い出して、感じた事や、出会った人のことを書いて、
住所交換をした人に写真と手紙をカトマンズと、ポカラに1通づつ、送って
わくわくしたところで、書く事が、楽しくなって来た。
と、同時に、今の想いを紙に書いてみたくなった。
そしたら、スラスラと、すごい事が書けていました。
文章に対しては、何故か、人よりも素直になれた。
一生ずっとこのままだったら、私はどうしよう。
死んでしまうのではないか。
一生このまま、なんて、無理、嫌、考えられない。死んでしまう。
から始まり
もっと男らしい人と結婚したかった
多少強引な人の方が良かった。色も黒い方が良かった。
みたいな事をスラスラと
正直、全部は覚えていないけど、かなり、えげつない事、いっぱい、いっぱい、長文で書いた気がします。
それを、無造作に、箪笥に入れて、
忘れてました。
日々過ごしていた。
ある時、家に帰ったら、珍しく待ち構えたように夫が玄関に立ってて、
何?
何かおかしいなと思ったら
顔が凄く曇ってて
「日記見たよ………。」
無言、無言、無言、無言
夫「もう、別々になろうか…」
と私の嫌いな声が言った。
私「うん。」即答した。
結婚の時と同じく、即答で、即決だった。
確か次の日が土曜で、朝から夫がいなくて、何も言われてなかったけど
恐らく実家に帰ってんだと思う。
嫌に静かな冷たい週末だった。
一応、私も電話で実家に、2人で離婚することに話がついた、と報告すると
割と冷静で
「何となく分かる」と言われました。
は!と我に帰りました。
このまま、帰るところが無くて実家に帰らなくちゃいけないなら
私の今までの苦労は水の泡ではないのか?!
せっかく、奮い立たせて勉強して、国立大なら良いと、実家を出て、根性出して、立派な就職先まで決めて
イケイケGOGOだったはずなのに
たかが、こんな結婚のせいで、職も住処も、居場所も失って
両親の元に帰る羽目になるなんて
最悪のシナリオ過ぎる、と焦ったけど、
こうなった以上は仕方ない。
何とかして、また1から出直して、何としてでも羽ばたくしかないな!
と、心に決めました。
しかし、頭と身体がついていかなくて、何もするにもだるくて、足が自分の足じゃないような
足に見えない鎖でも付いているのではないか?と思うほど、いつもの行動力が出ない。
フットワーク軽いのだけが取り柄だったのに、何かに取り憑かれてるかのように、朝が来るのが怖い。
夜は、自分で自分を抱きしめて、何とか気を持っていて、大丈夫と言い聞かせていた。
それほどに、気が滅入っていたんだと思う。
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