看護師2年目、二重生活にハマってゆく
看護師2年目、後輩や新しいスタッフが入って来て、随分と楽にはなりましたが、看護研究を命ぜられ、気分は相変わらずスッキリはしません。
そんな中、またスカウトマンについて行きました。
ミニスカートで外で雑誌を立ち読みしていたら、声をかけられました。
忘れもしない、青のジャンパーの人。
今回のお店は、かなり有名店でした。
店に入ると女の子たちが水着で海辺で楽しく旅行している写真が貼ってあり、羽振の良さそうなお店です。
よく見ると、写真にはハワイと書いてあります。
ハワイ行ったのかな。社員旅行?本当かな。だとしたら看護師よりいい。
ここは客がひっきりなしに来るから、指名はほぼなし。フリーのみで来た人順から仕分けされて行くシステム。
ボーイさんたちもたくさんいます。
黒くて分厚いカーテンの向こうに客がずらっと座っており、覗くことができる。
客がカーテンの前に来たらカーテン越しに客の手を引っ張り、引き入れ、一緒に階段で上がり、2階の部屋に連れて行く。
いちごタイマーを40に合わせ、残り20で早急にイカせ、帰ってもらう。
ローションを口に含ませてやるとお勧めですとか、イク時は唾いっぱいのべろの下で受け止めてそのまま出すと味あわなくて済む。
そんなことをボーイさんに教えてもらった。
そんなこと自体は全然嫌じゃないのに、触られるのがとにかく嫌だった。
特に穴に指を入れられるのは拷問以外何者でもない。
とにかく痛いのだ。
だからと言って責めに徹すると、ボーイさんたちが適宜、穴から覗いて監視しており、ちゃんと受け身して下さい、と注意される。
仕事なんだから覗かれるのは当然なんだ、と思うけど、それも嫌でした。
この仕事内容で客の雑さや痛さに、イーってなることばかりで、楽しいとか思ったことはまず無かったです。
しかし、それ本当かな?みたいな同僚の嬢の話は楽しかった。
嬢なんて大概、大して可愛くもない感じでしたが、とにかく人懐っこい。
それに、時間が経つのも早く、クタクタになるものの、貰える額は相当で、よっしゃ!拷問受けて良かった!ってなります。
ただ、疲れ方が半端でなくて、
当時ショムニが流行っており、ショムニの格好をして働いていたのですが、
間違えてショムニの衣装を持って帰りそうになり、ボーイさんが道路まで追ってきたこともありました。
給料を渡してくれる社長さんは、いつも私に看護師さんとコンパしたーい、と言ってました。
看護師辞めてこっち来ちゃえば?
大分儲かるけど?と何度も言われましたが、
自分は看護師と風俗という仕事の両方の刺激があるから、うまくやっていけるような気がしました。
給料は使い過ぎ防止の為、半分預けておくといい、と言われその通りにしていました。それでも毎回そこそこの値段は持って帰れました。
休みの日しか出勤していないのに、玄関に乱雑に一万円札が数枚置いてある生活でした。
銀行に預けるのも面倒だし。