検診ナース、あれこれ。
看護師3年目で検診ナースになりました。
仕事は正直つまらなかったですが、新しい人間関係が楽しく、かつ、夜勤もないのでよく飲みに行っていました。
若い人も多く、本当に楽しかったです。
私は行かなかったですが、ゴールデンウイークに何人かで中国に行って面白い話を聞かせてくれたりもあったし。
スタッフ同士の結婚もあり、みんなで祝福しました。
結婚した子は、1人でアフリカに行っちゃうようなパワフルナースで、
アフリカで編み込みをしてもらって、帰ってきて、出勤停止を喰らって、みんなで笑いました。
すぐ双子を妊娠し、帝王切開で手術予定でしたが、ご主人に行ってくるね〜と手術室に入って、帰らぬ人となりました。
何でも無事に双子は産まれた(取り出せた)が、母体の出血が止まらなくて、血圧が低下し、昇圧剤、輸血をマックスで行ったが、間に合わず、唖然としました。
出産も考えさせられました。
彼女のいる衛生士を奪い、妊娠し、結婚したY看護師ですが妊娠中に衛生士が元彼女と不倫をし(元カノが別れたショックで鬱になったから会っていたと言う理由でしたが)Yは許せず、産後すぐに離婚、
シングルマザーとなりました。
人のものを奪って良いことは何もありません。
Yはまだ25歳とかで、遊び足りず、子供を実家に預けて、彼氏を作っては遊んでいました。
何度か実家に遊びに行きましたが、よちよち歩きの息子ちゃんが可愛くて
私が感激している横でタバコをスパスパ吸い、将来が心配だ、早く結婚したいと言っていました。
結婚も妊娠も不安で仕方ないものとなりました。
検診時代の周りは、渋い渋い思い出ばかりです。
私は何だか、この平和が物足りなくて、何だろう。何がこんなに不満なんだろう、と
自問自答していました。
それで何となくわかったことですが、感謝されること、や、患者さんと一緒に笑う、と言ったことが
一切なくなり、ペットロスならぬ患者さんロス状態に、陥っている事を思い知りました。
それって。非常に寂しい。
思い出すのは患者さんのことばかり。
あの人どうなったんだろう。会いたい。
でも。せっかく就職したんやし、よく考えよう、戻ってもまた。逃げたくなるだけや、と思って淡々と続けていました。
検診ナースは経験2年もあれば、ミスする事もなく、仕事さえ覚えれば、車にさえ酔わなければ、淡々とできる仕事でした。
毎日毎日…スタッフと終われば遊べます。
夢の様なOLの様な生活リズムです。
なのに、モヤモヤしていました。