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死産後の2週間、明日の健診にむけて

死産して18日、火葬からは10日が経過しました。
火葬後は疲れが出たのか5日ほど風邪らしき症状で倦怠感が強く、最低限の犬の散歩やら家事やらをするだけになっていました。
心の整理が少しついて戦闘状態から身体が抜け出したのか、一気に疲れが出たのだと思います。
週末にかなり復調しました。

明日ついに健診

私の体のことだけでなく、検査に出していた胎盤の染色体検査結果も聞けるとのことです。
血は完全にはまだ止まっていないので、明日の健診でいつから妊活可能か、子宮復古が問題ないのかがわかる不安に追加して、胎盤の検査結果までついてくるので緊張しています。
今日は久々に眠れないかもしれない。

メンタル面の落ち着き

体はまだ血が出ているものの、それ以外はほぼ元通りです。
妊娠していた時って、子宮の拡張痛がずっとあったし、陽性が分かったタイミングから気持ち悪かったし、受け付けないものを食べたら吐くし、とにかくずっと経験したことがないタイプの体調不良で苦痛でした。
しかもこのつわりは人によって違うのでいつ終わるか全く分からないという……見通しの立たなさも辛かったです。
今やそんなこともあったなあ〜程度で通常体になりました。人体の不思議です。
正直快適すぎて、次の妊娠でまたつわりが辛いのかぁ…と少し憂鬱です。
すっかりへこんだお腹を見ても気分は落ち込まないです。狐に摘まれたような感覚です。

今日はコウノドリ2巻の無脳症による人工死産の話(診断名は違うが状況が似ている)を死産前日ぶりに読もうとおもえて読んで号泣してみたり、退院後は読み返そうと思えなかった自分のnoteを見て「あの時は本当に辛かったな」と振り返っていました。
まだ本調子ではないとは思いますが、かなり立ち直ってきました。

今日までは、不安障害っぽい状態になったり、寝る前にいろんなことが巡ってなかなか寝付けない日もあったのですが、よく食べよく眠りよく休むことで、2週間前のことが昔のように感じるほどになりました。
これは最初に宣告を受けたときの乖離状態では全くなく、受容して落ち着いてきたのかなと思います。

もちろん、死産前と後では見える世界は変わりました。
死についてより考えるようになりました。犬のことを考えると過呼吸になるくらいで、どうしようかと思う夜もありました。
未熟な状態で出てきた胎児を見て「無垢ってこのことなんだ。ああ、だからみんな天使ママって言ったりするんだ。この無垢さは確かに天使だ。」と思えました。それまでは、天使ママという名称は「天使」という部分が変な感じだと思っていたのですが、自分も同じ立場になって、「天使がいるとしたらたしかにこの子達だろう」と思いました。
街中でベビーカーを見た時に少し切なくなるようになりました。

でも、あの時のような、慟哭はなく、振り返って「悲しかったね」と受容しつつあります。
好きなエンタメを悲しみ抜きに楽しめるようになって、メンタルも健康に近づいてきて安心しています。

果たしてこれが早いのか遅いのかは分かりませんが、明日の健診でまた少しずつ進めると思います。

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