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GoToEatキャンペーンの意外な落とし穴。 【飲食店への注意喚起】
埼玉県内の飲食店のお困り事を解決しまくってる宮本です。
今回はGoToEatキャンペーンの以外な落とし穴を解説します。
そもそもGoToEatキャンペーンのは誰向けのキャンペーンなのか。
という本質的なところから。
”飲食店が潤う為のキャンペーンではない??”
ネット予約するだけ利用者は500pt、1000ptもらえるわけですから相当な太っ腹企画なのは言うまでもありません。
※詳しくは こちらの記事へ”GoToEatキャンペーンに乗り遅れるな!”
飲食店にとってのメリットは??
飲食店にしてみたら、9月までなかなか埋まらなかった席予約が10月に入った途端にぽんぽん埋まっている状態。
増客にはもちろんなっているはずです。
送客手数料:15時までの予約1人につき100円+税
15時以降の予約1人につき200円+税
と、各サイトから予約される度に送客手数料が発生します。
ただしこれはお客様には関係のないコスト。
利用者は”いくら使っても”ポイント獲得できる
ここが落とし穴。
客単価が元々低い店であれば致し方ない部分もあります。
例えばカフェ業態。私が経営していたカフェは珈琲1杯500円。
もちろん全日通しての客単価平均。15時以降でも珈琲一杯で打ち合わせなんてシーンはよくある話です。
この客単価760円のカフェに食べログ経由で17時に席予約をした場合、
・利用者は1000pt(15時以降)
・お店の負担は送客手数料の200円
・使った金額は珈琲一杯500円
おや? なんか数字がおかしいぞ。。
お気づきでしょうか。
利用者は1000円分のポイントを受取、店では500円支払う。
つまり500円分のポイントがGETできるという形。
お店側はどうかというと、
500円の売上ー200円の送客手数料=売上300円
というお店側にとっては悲惨な結果。
実際カフェ業態での登録店舗というのは少ない。
しかしこれが客単価見込み2500円の居酒屋ではどうだろうか?
このパターンを使って儲ける輩が続出。
客単価見込み2500円の居酒屋業態で上記のパターンを繰り出された場合。
つまり、1000円分のポイントを受取ながらビール一杯でお会計。
1席3000円の売上を見込んでいたにも関わらず、500円程度で会計をされてしまっては、GoToEatキャンペーンがなんの為にあるのかわかりゃしない。
この錬金術パターンで被害にあっているのが「鳥〇族」など格安の居酒屋チェーン店。ネット予約も容易にでき、単価も安い。
298円(税抜)×1品で会計されてしまったら。。。
しかも送客手数料は200円(税抜)の支払い。
売上100円程度となってしまうという落とし穴。
どうすりゃ良いのよ
解決策としては、
・席だけ予約を廃止する。
・1品で帰ろうとするお客さんにスタッフ一同で冷たい視線を送る
・店舗ルールを定める
・1品で会計しようとするとレジの調子悪くなるシステム
など対策できることをするしかないですね。
最後に
結局誰の為のキャンペーンだよ!って突っ込み入れたくなりますが、上手に利用することで、新たなお客様へのアプローチが出来ることなどプラスの側面を見ていかれるといいですね。
GoToEatキャンペーンへの登録方法はこちらの記事からどうぞ
結局よく分からない!
って方は無料相談もしてますのでこちらからどうぞ。