毎日の変化が未来の自分をつくる。
人の身体にとって食事や栄養素が大事なことと同じように、日々どんな情報を得てどんな人たちと付き合っていくかというのはとても大事だ。
人は身近な人や関わる人の言葉やインターネットやSNS、メディア等からの情報によって影響を受ける。日々の情報は無意識のなかで蓄積され、自分自身の思考はもちろん、その先の行動にまで影響を与える。玉石混淆の情報が大量に溢れる現代社会で自分にとって有益な情報や人との縁を獲得することは容易ではない。逆に言うと縁と恵まれ、自分にとって正しい情報を得る方法さえ知ることができれば自分が思い描く方向に進むことができるのかもしれない。
僕は20年ほど前までは飲食店のウエイター、トラックの運転手、倉庫作業員、ビル清掃員、ガソリンスタンドのスタッフなど様々な職業を転々としていた。夕方5時には家に帰って頭の中に曜日毎にインプットされたテレビ番組を日々楽しんでいた。しかしある日突然。自分の生き方に不安を感じ、今までフラフラしていた人生を取り戻すかのように動きはじめた。
このへんの話は長いので、(昔書いた記事ですが)お時間のあるかたは以下を読んでください。
人は自分のダメさに気づいた時、かつ自らスイッチを入れた時のみ前進していけることを知った。
振り返ってみると僕の場合、良いか悪いかは別としても無駄に変化をして(もしくは変化を起こして)生きてきた。なかなかデタラメな道を歩んで来たと思う。知識もスキルも無くそれどころか「普通の道」を知らなかった僕は、その無知さを武器にガムシャラに走ってきた。そう、無知ってひとつの武器なんですよね。
とはいえ、今いる場所が正解なのかはわからない。しかし20年前のフラフラしていた時期にくらべれば格段に楽しい人生になったと今は思える。
人は日々のわずかな変化と進化と繰り返し、それを蓄積しながら未来の自分をつくっている。今年で49歳、まだまだ道半ば。これからも無知であることを武器に失敗と経験をたくさん重ねながら、今の場所からまだ見えない景色に向かって未来の自分をつくっていきたいと思う。