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ロボット支援下腹腔鏡子宮全摘手術(ダビンチ)

この件について時系列に目次作った時点で書きたい項目が多すぎて、絶望。
時系列追うのは止めて、とりあえず、直近の話を忘れないうちに残していこうと思う。

もし、これから手術を検討される方、
手術控えている方の参考になれば幸いです。


手術に至る経緯

子宮全摘をするまでに至った経緯はあとで書くとして、
レルミナ1(擬似閉経薬)を飲み始めて4ヶ月。
ピルを切り替えて、1ヶ月半不正出血が止まらず、止まったら止まったで、更年期症状が一気に出て、希死念慮(うつ症状からの自タヒ願望)まで出てきたので、
もともと2025年の春予定の手術を12月に前倒した。

手術前に準備すること(4週間前〜2週間前)

MRIでの撮影

エコーだけではわからないので実際の大きさ、筋腫の数の確認
私の場合は、複数あり、うち1個が10cmくらいまで大きくなった
その時椎間板ヘルニアであることも発覚
自覚症状がなかったので、これが一番びっくり
保険適用、紹介状必須

採血・検尿・レントゲン撮影

手術受ける前の健康診断的な。

サプリなどの健康食品の摂取禁止

プロテイン、ビタミンなどのサプリ、及び健康機能食品などは
一切摂取を禁止。
理由は、添加物など、何が入っているか不明だから。
止めないで摂取し続けたことで、術中、血液が止まらなくなるなど、予期せぬ出来事が起こり、中止に至る場合があるそう。
漢方は飲める。

手術方法の希望

開腹手術>>腹腔鏡手術>ロボット支援化腹腔鏡
かかりつけの病院に今回の手術を提案された時から、
ロボット希望だったので、ロボット手術ができる病院を見つけて、
紹介してもらった。

ロボットのメリットは、
人が直接行わない。
出血がほとんどないので、自己輸血なし。
痛みも少なく、回復が早い。(翌日には歩ける。)

ロボットのデメリットは、
ロボットの装着時間、着脱時間がかかるため、腹腔鏡手術より手術時間が、長くなる。
実質2時間〜2時間30分程度の手術時間に
装着1時間、縫合、着脱時間1時間30分程度かかるとのこと

ちなみに開腹手術は、巨大すぎて摘出困難ではない限り、進められることはない。
腹腔鏡が一般的。
手術方法はどれを選んでも保険適用。(限度額適用認定証対象)

麻酔科にて説明

全身麻酔を受けるので、それに伴うリスクの説明や
手術から術後の対応について説明を受ける。

入院予約

採血の結果などをみて、問題なければ、入院予約。
今回は、手術前日から7日間入院予定
費用負担が、かなり重荷でない限り、個人的には、
個室をオススメ。
入院した方々に聞いても、大部屋は費用以外、デメリットしかないとのこと。
大部屋と個室比較について、後日書こうと思う。

入院準備

入院したことのある方の意見を参考に、持参するものを準備。
入院する際に持っていく書類の記入
(保証人書く欄があるので、誰もいない場合の対応を聞いた方がいい)

個室に付属されている中で、パジャマ、タオルがあったので、
以下を持っていった
下着(使い捨て)
S字フック(3個以上)
延長コード
タブレット(iPadなど)
電気ひざかけ
シャンブー
ボディーソープ
ナプキン(生理用品)
化粧水
ボディーシート
羽織(カーディガン等)
箱ティッシュ
ウェットシート
歯ブラシ、歯間ブラシ、フロス
室内ばき(かかとあり)
スマホ、財布(少額の現金、カード)
お守り

入院→手術→退院まで

入院当日(手術前日)

必要なものを持って、指定された時間にいざ病院へ。
手続きを終えて、案内された部屋へ。

手術担当医師から今回の手術についての説明をされる。
へそに穴を開けて、内視鏡を入れ、臍のライン上、両サイド2箇所に穴を開けて、鉗子等を入れるとのこと。(計5箇所)
取った子宮及び卵管、子宮筋腫は、切り刻んで、膣から摘出。
もし、膣から摘出が難しい場合のみ、腹の穴から出すとのこと。
予定時間は4時間。
その他、万が一のことがあった場合の説明と書類に同意し、署名をする。

万が一とは、
失血が少ない手術なので、輸血可能性が低いけど、もし、出血が多かった場合、輸血するかもとか
ロボットで対応が難しいと判断した場合、腹腔鏡手術または開腹手術に切り替える可能性があるとか

特に何もすることないので、シャワー浴びて、パジャマに着替え、
いつも通り、動画見たり、漫画読だりして過ごす。
かなり、余裕ぶっこいている。
21時まで食事可能、24時まで水分補給可能。
下剤を21時に飲まされる。
下剤の効果がテキメンで、朝まで、1時間おきにトイレに起こされ、ほとんど寝れない。

手術当日

私の順番は、午前の方が終わり次第、とのことだったので、午前中は待機。

朝から水分も取れない為、トイレと歯磨き以外することがない。
直前まで下痢で体の水分も抜け、ふらふら。
不安と緊張で、ガクブル。

若手の医師が来て、腹に手術予定の場所をマジックで印つけられる。
10時前くらいに水分補給のための点滴準備。
すでに絶飲絶食のため、体がむくみ始め、普段見えている血管が見えず、
刺してから、血管探され、皮膚下でぐりぐりされる。(拷問)
2回失敗された挙句、
別の医師が来て、手首横の血管に点滴用の針が刺さり、ようやく成功。

手術1時間前
手術着に着替え、*弾圧ソックス(メディキュットみたいの)を履く。
*装着理由は、同じ体勢を長時間続けるので、血流が悪くなり、エコノミー症候群にならないため。

口の渇きはあまり感じられないが、水分を欲しているのがわかる。
徐々に発熱しているのかのような、体に熱を帯びているのを感じる。(熱中症的な)
片頭痛も発症して、不安MAX。
看護師さんに片頭痛薬飲んでいいか確認したら、
「もうすぐ、手術時間になるのでがまんできますか?」って言われる。

その20分後
看護師さんに導かれ、自分で点滴と一緒に手術室に移動する
頭は依然痛いまま

手術室前の受付にて付き添いの看護師さんと別れて、
手術担当の看護師さんに20室以上ある手術室の一室に案内される。

名前と生年月日、自分が何の手術するかを告げて、
担当医師と麻酔科の医師の名前を告げられる。

天井から機械の触手生えているロボットを見て、SF感。
(攻殻機動隊みたいに義体になるのかーと内心妄想)

お尻に直接クッション性のあるシールを貼った後、ベッドに寝る。
酸素マスク装着、落下防止のため、両手を拘束。
ふくらはぎに血流が滞らないようにするためのマッサージ機を装着。

深呼吸を何度か促され、そのまま意識喪失。

「終わりましたよ。」という声がけで、目覚める。
この時、ベッドのまま移動して、すでに自分の病室に戻っていた模様。
(幽体離脱でもするかと期待したが、全く何もなく寝て起きた。残念。)
頭痛もすっかり消えていた。

病室で待っていたパートナーに予定時間より30分オーバーしたと告げていた。
想定より子宮筋腫が大きかったとのこと。
手術時間は4時間30分

意外に目覚めははっきりしていて、酸素マスク越しにパートナーと簡単に会話。
腰が痛くて、看護師さんに頼んで、寝返りうったら、猛烈な吐き気と胸に圧迫感を感じ、うつ伏せに戻る。
胸の圧迫は、全身麻酔でいれたガスの影響なので、体に吸収されるまで、圧迫感は消えないとのこと。

お腹の痛みよりも腰の痛みが強く、頭も熱っぽく全然寝れないので、何度もナースコール押して、冷却枕を交換してもらいながら、痛み止めを注入。

途中で注入予定量を超えたようで、一旦追加して問題ないか確認するほど、
結構な回数、痛み止めを入れたっぽい。

点滴と尿道カテーテルつけてるから思うように動けないし、腰痛いし、
寝れないし、寝返ると吐きそうになるし、
寝れたと思ってもすぐ起きてを繰り返し、朝までしんどかった。

入院3日目

待ちに待った起床時間。
両鎖骨あたりがずっと痛い。
朝食、昼食までは無し。
朝、看護師さんから水は飲んでいいとのことだったので、
買い溜めていた2Lペットボトルを1本冷蔵庫から出してもらい、
起き上がるのつらいので、ベットを座れる角度まで上げて、
コップに入れて飲み始める。

10時くらいに再び看護師さんが来て、体を拭いてもらい、着替えを手伝ってもらう。
尿道カテーテルは摘出。
採血、血圧測定、体温チェック。

担当医師が来てお腹の傷をチェックする。

自分で、起きて歩いてもいいと許可もらう。
点滴はつけっぱなし。
本当は院内歩いた方がいいらしいが、トイレが近く、
トイレとベッドの往復のみ。
次第に腸も活動的になったので、おならが出始めた途端、お腹を下し始める。

夜は、流動食という名の汁を食す。
点滴は取れず、移動も寝る時も身動きがかなり制限された状態。
かなりストレス。

入院4日目

朝昼晩、食事が取れるようになる。
基本お粥。
この量食ってたら、痩せるなと思う。

両鎖骨がまだ痛い。
調べたら、麻酔の炭酸ガスがまだ体に残っている影響らしい。

点滴は、夕方前くらいに取れる。
ようやくシャワー浴びることができる。
めちゃくちゃうれしい。
即行浴びる。あったかいし、体が清潔になる感覚に感動。
夏場じゃなくってよかったとも思う。
腹の痛々しい傷をみる。
「あれ?自分、前世で切腹したことある?」と思うような凹み方。

2時間に1回くらい看護師さんが来るので、院内外出も控える。
ひまなので、動画見たり、うつらうつら寝たりする。

看護師さんから退院日について書面と共に連絡もらう。

入院5日目

ついに朝昼晩、常食になる。
テンションMAX。
朝食食べてすぐ、コンビニに行く。
飲みたかったコーヒーとデザートを購入。
一人パーティー始める。

午後、手術担当の医師が来て、お腹の傷に貼ってあった防水シールを大胆に剥がされる。
わし「大胆ですね。」
先生「これくらい勢いでやらないと剥がれないのよ。」と諭される。
看護師さんが、定期検診しに来た時に、お腹のまわりにシールでかぶれたのか数箇所、水膨れできる。
塗り薬処方される。

事務の方から、退院費用の概算をもらう。
パートナーに退院用に着る服を持ってきてもらう。

入院6日目(退院)

朝食食べて、シャワー浴びて、着替える。
持ってきたもの全て、スーツケースにしまう。
またコンビニ行ってコーヒーとスイーツ買って、
再び一人退院パーティーをする。

看護師さんから、診察券の返却と退院していい時間を教えてもらう。

パートナーと合流して、看護師さんをナースコールで呼んで、
忘れ物などないか部屋の中を点検→部屋を空ける

退院手続きをしに、自動精算機に向かう。
支払完了→帰宅。






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