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自閉症と診断されるまで 後編 息子の自閉症スペクトラム

こんにちは、デュークです。

小児科医との面会から学校が始まるまでを覚えている限りの時系列で綴りました。


半年後

やっとドクターに会えました😀

小児科医の先生と30分程のインタビューと観察で自閉症の診断が下されました。

インタビューの内容は、余り覚えてないのですが、発語するか?聴覚は正常か?室内に置いてあった、玩具で遊ばして、それを観察。とかそんな感じだったと思います。

ドクターは、なるべく私達にショックを与えない様に言葉を選んで丁寧に話してくれたのが印象的でした。

覚悟はしていたので、「ウォー、マジかよ😱」
は、ありません、「やっぱりそうか😯」でしたね。

分かっていましたが、医師に判断されると、納得するものです😯

ドクターは良い人なんだけど、受付の年配女性が配慮に欠ける人で、難しい子供がいる事も理解していないし、メールで診断書を頼んでも送ってくれないし。
「ババァ、ちゃんと仕事しろよ!」
って思いました。

Googleの評価も先生ではなくて、受付の酷評ばかり。
レストランに例えると、シェフの料理は美味しくても、ウェイトレスの接客が最悪だった感じですね😅

困るのは、自閉症の診断書が無いと、特別学級に入れないからです。
最寄りの学校への希望、そして特別学級は人数も限られているので、早めに手続きを済ませたいのです。

5才から始まる小学校前の授業(Pre-Primary School)が始まるので、それまでに間に合わせなければ!と焦っていました😅

特別学級の手続き

特別学級のある学校も医師の診断書は後でも大丈夫でした。

提出書類は結構あって、書類の不備とか、追加書類で3 回は学校に行ったかな〜🤣

Preprimary school は、日本語に訳すと、小学校前学級というのでしょうか。6才から1年生になるので、その準備としての学級です。

オーストラリアの義務教育の公立校は、4才の幼稚園(Kindergsrten)から小学生6年生(Year6)まで一貫教育で同じ敷地にあります。

息子の学校は、普通級と特別級がある公立学校です。郊外なので土地があるから敷地は広大です。校舎は平家建てなので学校には見えないです。最近は学校にフェンスがありますが、フェンスが無い学校もあります。

校庭はサッカーグラウンド位の大きさがあり、「こんな大きな校庭があるなんていいな〜、しかも芝じゃん!」なんて思いながら息子が元気に遊んでいる姿を想像しました。


待望の日本語版!

診断書

数週間後に届いた診断書。

数枚の紙切れと医師のサイン。

たったそれだけですが、この診断書には重みを感じます。

医師により正式に自閉症スペクトラムと診断されたのです!

DSM-5 Diagnostic Criteria for Autistic Disorder using 299.00 (F84.0)

DSM−5とはアメリカの精神学会から発行される世界標準の精神疾患の診断、統計マニュアルです。
299.00(F84.0)がDSM−5で分類される自閉症を表します。

医師の診断書にはコミュニケーションの問題、変化への対応の難しさ、知的障害等があり、知的レベルは低いとの報告もありました。

この時点では併存するADHD等の症状について詳しくは触れていませんでした。まだ診断するには時期尚早という事でしょう。

私達も他に何の症状があるのかも分からないし、これからの観察と療育が重要になりました。

そして私は、「障害とは何か?」「どんな種類の障害や症状があるのか?」を知って行く事になります。

今後、どう行った生活が始まるのか?どうすれば良いのか?分からない事だらけの将来に、不安しかありませんでした😨

そして、この事実を受け止めるのに私は多くの時間を要しました。
受け止め方、受け入れ方は、人により違います。
この話は長くなるので、また次の機会に綴る事にします。

入学と療育の始まり

こうして息子は診断され、晴れて特別学級の入学も決まりPreprimary から本格的な学校が始まりました!

日本だと幼稚園や小学校入学は親御さんにとっても子供の初等教育が始まる一代イベントの1つみたいな感じがありますが、オーストラリアでは幼稚園から小学校は繋がっているし、制服もそのままだし、入学式も無いので「ピカピカの一年生になる!」って感動的なものはありませんでした😶

それでも、子供がこれから学び、成長する場所が決まった安心感と期待はあります😋

特別級は6人の生徒に3人の先生、5才から7才までのクラスです。

息子は年齢的にはPreprimaryなのですが、違う年齢の生徒もいるミックスクラスです。

ちなみに娘の普通級の学校でもミックスクラスはあります。例えば、4年生と5年生が同じクラスだったり、教科によっては学年で分かれるのですが、同じクラスです。ホームルームが一緒だけど学年が違うって感じでしょうか。

その後、息子はNDISにも認定され、言語療法士、理学療法士も加わり、本格的な療育が始まりました。

息子は学校が大好きです♫
朝はバックパックを背負って玄関前で「Let's go!」と急かしてきたりします。
学校が好きなのは親としても嬉しいですね。きっと先生も授業も楽しいのでしょう😋

これからの成長が楽しみです。

最後に一言

最後まで読んで頂き、ありがとうございます。
未熟な文章力ですし、時間があまり取れないので乱文、短文になりますが、コツコツと自分のペースで続けていきます。
何か書いて欲しい事がありましたらコメントして下さい。

フォロー、コメント、スキを頂けると元気になります。
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