「苦心惨憺」を考える
くしんさんたん
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心を砕きながら、さまざまな苦労や努力を重ねること。
「苦心」は苦労して考えること。
「惨憺」は心を砕き、悩むこと。
「苦心惨澹」とも書く。
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「苦」 ①味覚のひとつ。にがい。にがにがしく思う。
②堪えがたい圧迫を感ずる。心になやむ。くるしく思う。くるしむ。くるしい。
「心」 ①体に対し(しかも体の中に宿るものとしての)知識・感情・意志などの精神的な働きのもとになると見られているもの。また、その働き。
②事物の内にこもっていて、それの価値のもとになるようなもの。
「惨」 ①心がいたむ。いたましい。心がひどくいたみ悲しむ。
②むごい。むごたらしい。普通、「ザン」と読む。
「憺」 ①やすんずる。やすらか。しずか。
②おそれる。おそれさせる。
「苦心」
物事をしとげようと、あれこれ心を使って苦労すること。
「惨憺」 ①いたましく、見るに忍びないほどであるさま。
②心をくだき苦心するさま。
「苦心惨憺」
苦労して考える。
心を砕き、悩む。
苦労して考え、
心がいたんでおそれる。
心を砕きながら、悩み、
苦労して考える。
さまざまな苦労や努力を重ねること。
心が苦しくなるほど悩み、
心がひどく痛み、
見るに忍びないほどである。
とにかく、苦しんでいる。
心が苦しい。
それが長く、つらい。
そういう状態をあらわした
四字熟語のようです。
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